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WPC EXPO 2002会場レポート

東芝が液冷ノートPCやPDA用燃料電池を参考出品
〜各社から多数の参考展示品

ソニーブースにはAIBOの着ぐるみが登場

会期:10月16日〜19日

会場:東京ビックサイト

入場料:2,000円



 WPC EXPO 2002にはTablet PCやSmart Displays以外にも多数の試作品やコンセプトモデルが参考展示されている。ここではこうした参考展示品についてレポートする。


●東芝は液冷ノートPCや燃料電池ユニット、10.4型UXGA液晶を参考出品

 東芝ブースでは比較的ひっそりと展示されていながらも、Tablet PCに次ぐ注目を浴びていたのが「液冷ノートPC」。液冷ノートPCといえば日立の「FLORA 270Wサイレントモデル」が思い浮かぶが、東芝も同様に液晶パネル裏にリザーブタンクとラジエータを配す構造で、冷却液も同じく不凍液。ただし、日立のようにリザーブタンクを強調せず、ベースとなったノートPCの外観は変わっていない。2003年には製品化する予定としている。

□関連記事
【7月17日】日立、世界初の「静音水冷システム」搭載ノートPC
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0717/hitachi.htm

東芝の液冷ノートPC 液晶ディスプレイ背面にラジエーターとリザーブタンクを置く ラジエター、リザーブタンクとポンプユニット。ラジエターとリザーブタンクは一体となっている

 東芝はまた、同社製PDA「GENIOe」に燃料電池ユニットを取り付けた試作品を展示、動作させている。燃料電池は携帯機器の次世代電源として期待されている、メタノールを燃料とする発電装置。リチウムイオンバッテリーの3〜5倍のエネルギー密度を持ち、燃料はカートリッジ式で交換も容易としている。現在はユニットの大きさがPDAの倍ほどもあるが、開発を進めて2004年頃には実用化したいとしている。

 東芝はさらに、液晶ディスプレイもいくつか参考出品している。PCユーザーにとってもっとも身近かつ驚かされるのが、10.4型のUXGA(1,600×1,200ドット)表示可能なTFT液晶ディスプレイ。この製品があれば、サブノート、ミニノートでもUXGAの高解像度を利用できることになる。このほか、曲がる8.4型TFT液晶ディスプレイ(SVGA、800×600ドット表示可能)や、有機ELディスプレイなども展示している。

GENIOeと燃料電池ユニット UXGA表示可能な10.4型液晶ディスプレイ 曲がる8.4型液晶ディスプレイ


●ThinkPad 10周年でお祭りの日本IBM、“腕コン”「WatchPad」が2.0に進化

 日本アイ・ビー・エム(日本IBM)ブースではThinkPad X30 10th Anniversary Limited Editionや歴代ThinkPad、コンセプトモデル「メタパッド」を展示してThinkPad 10周年記念のお祭りムードを盛り上げている。

日本IBMのブース、というよりはThinkPadのブース ThinkPadの歴代主要モデルを展示 コンセプトモデル「メタパッド」。右奥の黒い箱にCPUとHDDなどが入っており、ノートPCコンポーネントやPDAコンポーネントなどに組み込んで使う

 中でももっとも目立つのは本田技研工業のコンパクトワゴン「モビリオ スパイク」を天体観測仕様に改造したコンセプトカー「STAR SEEKER」。ThinkPadと、ThinkPadからコントロール可能な望遠鏡「MEADE LX200GP」、特注のアームを搭載し、目的地で最小限の手間で観測を始められるようになっている。

 ThinkPad X30 10th Anniversary Limited Editionは実機がむき出しで展示されている。X30の国内初展示であるほか、手にとってピアノ調塗装を確かめられることから人気を呼んでいる。Limited Editionの予約も台数限定で受け付けられている。

ホンダ・モビリオ スパイク「STAR SEEKER」。サイドドアからアームに乗った望遠鏡がせり出す。広報の観測席には、ThinkPadのほか大型の液晶ディスプレイが備わる X30 Limited Editionを触ることができる

 ブースの片隅では、OSにLinuxを搭載した腕時計型コンピュータ「WatchPad」が密かにバージョンアップしていた。従来機「1.5」から参考出品された「2.0」への変更点は、CPUがARMアーキテクチャからPowerPCアーキテクチャの「PowerPC405LP」になったことと、タッチパネルが廃止されたこと。PowerPCの採用によりMPEG形式の動画再生などが可能になったという。同CPUとI/Oコントローラを搭載したCFサイズ組み込みモジュールの新製品「MPP310」とともに展示されていた。

□関連記事
【2001年10月11日】シチズンとIBM、Linux搭載の“腕コン”「WatchPad 1.5」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011011/citizen.htm

WatchPad 2.0。「2.0」と書かれていること以外は、外観の変更点はない WatchPad 2.0の基板(右)。左は同CPUを搭載したモジュール「MPP310」


●ソニーはデュアルバンド無線LANカードなどを展示

 9月にプライベートイベント「Sony Dream World 2002」を開催したばかりのソニーブースでは、発表済み製品の展示がほとんど。そんな中でIEEE 802.11a/b両対応の無線LAN PCカードが展示されていた。

IEEE 802.11a/b両対応の無線LAN PCカード 5GHz無線LANアクセスポイント「PCWA-A520」。小さく、スタイリッシュ。同じ外観の5GHz無線LANコンバーター「PCWA-DE50」も展示されている MP3再生機能を持つポータブルDVD-ROM/CD-RWコンボドライブ。Sony Dream Worldでも展示されていた
AIBOは冬限定カラーモデルやスピードボードなどを展示


●ナナオは21.3型のUXGA液晶ディスプレイを展示

 ナナオブースでは発表されたばかりの15型TFT液晶ディスプレイ「L367」やデュアル液晶スタンドを展示。また、未発表のUXGA(1,600×1,200ドット)表示対応21.3型TFT液晶ディスプレイを参考出品。DVI-IとD-SUB15ピンのほか、USB 2.0ポートも備える。

UXGA(1,600×1,200ドット)表示対応21.3型TFT液晶ディスプレイ 参考出品のアーム。画面のティルト角を維持したまま高さを変更できる
L367をデュアルハイトアジャスタブルスタンドに取り付けて展示

□WPC EXPO 2002のホームページ
http://arena.nikkeibp.co.jp/expo/

(2002年10月17日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]


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