10月16日(現地時間)発表

　米AMDは16日(現地時間)、2002年第3四半期の決算を発表した。それによると、売上高は5億822万ドル、純損失は2億5,417万ドルの赤字となった。1株あたりの純損失は0.74ドル。

　売上総計は対前年比34%減となり、直前の第2四半期との比較でも15%の減少となった。前年同期比の売上は7億6,587万ドル、純損失は1億8,692万ドルで、1株あたりの純損失は0.54ドル。直前期の売上は6億29万ドル、純損失1億8,493万ドルで1株あたりの純損失は0.54ドル。

　2002年第3四半期におけるCPUの総売上高は2億6,200万ドルとなり、第2四半期の売上高3億8,000万ドルにくらべ、31%の減少となった。ノートPC向け市場ではシェアを維持したものの、デスクトップ向け製品の販売数量・販売金額の減少が影響しているという。

　第3四半期の売上減少について同社の最高会計責任者 ロバート・J・リベットはリリース中で、「主要顧客とエンドユーザーの需要が予想よりも下回ったことと、PCサプライチェーンにおける製品ラインナップの整理に起因している。これらを第2四半期よりも積極的に行なったことにより、第3四半期で達成した成果が薄まる結果となった」と述べている。

　今後の見通しについて同氏は「ビジネスモデルの原点に立ち帰り、損益分岐点を引き下げる戦略を採っており、2003年第1四半期には、それを飛躍的に引き下げることを目指す」という。

□AMDのホームページ
http://www3pub.amd.com/japan/
□ニュースリリース
http://www3pub.amd.com/japan/news/corppr/nr22204.html

(2002年10月17日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]