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キヤノン、「PIXUS」シリーズ発表会を開催
~コンシューマ・インクジェット市場No.1を目指す

代表取締役社長 村瀬治男氏

10月2日発表

 キヤノン販売株式会社は2日、インクジェットプリンタ「PIXUS(ピクサス)」シリーズの新モデルとして、インクジェットプリンタ4機種と、複合機2機種を発表した。

 代表取締役社長 村瀬治男氏は、「2002年はPC市場の低迷により、市場全体におけるインクジェットプリンタの出荷台数は前年比95%の約560万台を見込んでいる。だが、PC市場の低迷をデジタルカメラ市場の好調さがカバーするため、2003年度はインクジェットプリンタの出荷台数は再び増加する」と切り出した。

 「従来までのプリンタ市場は、完全にPC市場と連動していた。だがここ数年はデジタルカメラの普及によるホームDPE需要の増加により、PCを使っていないユーザーのプリンタ需要が増え、プリンタ市場はさらなる増加が見込まれる」と続けた。

単機能インクジェットプリンタの市場動向。2002年度はPC市場の低迷と連動して出荷台数が減るものの、2003年度以降は増加するとしている 今後増加が見込まれる複合機の市場動向。2002年度は前年比180%増の約42万台、2005年には約100万台の出荷が見込まれる

 これらを踏まえた上で、キヤノンはカメラメーカーである強みを活かし、デジタルカメラと直接接続可能な「カメラダイレクト」を前面に押し出していく構えだという。なお2002年1~6月における、台数ベースのデジタルカメラ出荷台数はシェアNo.1を獲得したとしている。

インクジェットプリンタの市場No.1を目指すと宣言
 複合機に関しては、「前年比180%と大きな伸びを見せており、2005年には市場全体で約100万台の出荷が見込まれる。単機能プリンタの減少を、複合機が補うような形になるだろう」としており、複合機が市場全体から見ても重要な位置になることを示した。

 また、「今までは、印刷速度や画質だけがクローズアップされてきたインクジェットプリンタだが、今後はデジタルカメラの普及に合わせ、デジタルカメラ用の超高画質や、簡単印刷機能を押し出す。複合機はPCを必要としないコピー機需要を取り込み、コンシューマ市場シェアNo.1を目指す」と意気込みを語った。

PIXUS 950i PIXUS 850i PIXUS 550i
PIXUS 320i PIXUS MP10 PIXUS MP55

□キヤノンのホームページ
http://canon.jp/
□ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2002-10/pr_pixus.html
□製品情報
http://cweb.canon.jp/bj/
□関連記事
【10月2日】キヤノン、インクジェットプリンタ「PIXUS」シリーズ一新
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1002/canon1.htm
【10月2日】キヤノン、省スペースでダイレクトプリントに対応した複合機
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1002/canon2.htm

(2002年10月2日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]


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