11月中旬発売

標準価格：87,000円

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　従来モデル「DSC-AZ1」の後継機種。起動時間が従来比約43%の約1.7秒に高速化された。また、シャッター間隔が約2秒、画像再生間隔が約0.8秒と速いことや、テレ端からワイド端までのズーム時間も約3秒から約1秒へと短縮されるなど、高速動作による使い勝手の快適さを特徴としている。

　1/1.8インチ400万画素CCDを搭載し、レンズは光学3倍ズーム(35mm換算37～111mm、F2.7～4.9)を装備する。出力解像度は2,880×2,160/2,288×1,712/1,600×1,200/640×480ピクセル。シャッター速度は1/2,500～16秒。撮影距離は50cm～無限遠、マクロ時10～50cmとなる。

　画像処理LSI「Super Graphic Processor II」を搭載し、撮影した画像を、画素補完による800万画素(3,264×2,448ピクセル)として記録する「ピクトライズ800」を装備する。また、色相/彩度/明度を個別に設定する「リアルカラーイコライザIII」も搭載する。

　記録メディアはCF Type1/2で、microdriveも対応。記録形式はJPEGおよび非圧縮TIFFで、DCF/DPOF/Exif 2.2に準拠する。また、USBを介してプリンタと接続し、直接画像を印刷する「USB DIRECT-PRINT」にも対応する。対応プリンタは、本日エプソンが発表したA4インクジェットプリンタ。USB DIRECT-PRINTに対応したデジタルカメラは同機が初めて。

　動画撮影に対応し、出力解像度は320×240/160×120ピクセル(ともに15fps)。記録時間は最大約200分(160×120ピクセル、1GB microdrive使用時)。ファイル形式はQuickTime(Photo-JPEG)で、音声はモノラル(WAVE形式)となる。

　PCとのインターフェイスはUSB 1.1で、USBストレージクラスにも対応する。また、本体上部のモードダイヤルを切り替えることで、Webカメラとしても利用できる。コンポジットビデオ出力(NTSC/PAL)と音声出力(モノラル)も装備する。

　本体背面に約11万画素の1.5型低温ポリシリコンTFTモニターを装備するほか、実像光学ファインダも備える。バッテリはリチウムイオンで撮影枚数は約270枚(液晶ON時)、連続再生時間は約180分となる。本体サイズは99×32.5×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約210g。

本体前面。電源をOFFにしてレンズを収納した状態	本体背面。動画デジカメこと「DSC-MZ3」と同様にメニューにBASIC/EXPERTの2つを備える	本体上部。フラッシュ/マクロ切り替えスイッチやモードダイヤルを備える。モードダイヤルを「PCCAM」にセットするとWebカメラとしても利用できる
本体下部にCF/microdrive共用スロットを備える。左に見える穴は三脚座	本体側面にバッテリスロットを装備。上にあるのはAV出力端子を兼ねたUSB端子とACアダプタ用の電源端子

(2002年9月30日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]