シグマ、20万円の一眼レフデジタルカメラ「SD9」10月21日発売 標準価格:200,000円 連絡先:サービス課 株式会社シグマは、米Foveonの「Foveon X3イメージセンサー」を搭載したレンズ交換式一眼レフデジタルカメラ「SD9」を10月21日に発売する。ボディのみの価格は200,000円。 イメージセンサーとして有効画素数約343万画素の「Foveon X3イメージセンサー」(Foveonセンサー)を搭載する。Foveonセンサーの大きさは20.7×13.8mm(APSフィルムは24mm×16mm)で、焦点距離は35mmカメラ換算でレンズ表記の約1.7倍となる。レンズマウントはシグマSAバヨネットマウント。 記録画素数は2,268×1,512(HI)/1,512×1,008(MED)/1,134×756(LOW)ピクセル。連続撮影機能も備え、HIモードで1.9コマ/Sec、6コマまで、LOWモードで2.5コマ/Sec、30コマまでの連写が可能。シャッタースピードは最速1/6,000秒。ISO感度は100/200/400相当。 画像記録形式はロスレス圧縮RAWのみで、JPEGやTIFFへは付属のソフト「SIGMA Photo Pro」で変換する。 光学ファインダーは撮影画像の範囲外も視認できる「スポーツファインダー」。1.8型の低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイ(白色LEDバックライト付き)も備え、撮影画像やシャッタースピードなどの撮影情報を表示できる。 microdrive対応のType 2 CFスロット×1を備える。PCとのインターフェイスはIEEE 1394とUSB 1.1。このほかNTSCとPAL対応のビデオ出力も備える。 電源はカメラ駆動部にCR123A×2、デジタル部にCR-V3×2または単3アルカリ電池×4/単3ニッケル水素電池×4/単3ニッケル電池×4。CR-V3×4を利用できる「パワーパックSD」も別売りで用意される。本体サイズは152×79×120mm(幅×奥行き×高さ)、電池を除く重量は805g。 Foveon X3イメージセンサーは米Foveonによる、CMOSの一種。一般的なデジタルカメラのイメージセンサーではセンサー上にカラーフィルターを配し、1画素で赤・緑・青のいずれか1色を認識するが、Foveonセンサーでは1画素で赤・緑・青のすべてを認識でき、一般的なデジタルカメラの3ピクセル分の働きを1ピクセルでこなす。このため、一般的なデジタルカメラで必要な補間計算が不要で、画像がより鮮明になり、偽色が発生しないとしている。また、偽色を抑えるためのローパスフィルタも廃止できる。 □シグマのホームページ (2002年9月25日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp] | I |
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