2002年度HDD出荷台数は5%増の1億9,070万台に
~3.5インチは減速、ノート用HDDのみ成長。矢野経済研予測

9月18日発表

 株式会社矢野経済研究所は18日、HDDおよびHDD用磁気ヘッドの出荷状況に関する動向をまとめたレポートを発表した。

 調査はHDDやHD、アルミ基板、ガラス基板、磁気ヘッドなどを製造/販売する企業約20社および関係各社を対象に、2002年6~8月の間に行なわれた。

 2001年度のHDD出荷台数は1億8,255万台(前年比99.7%)で、内訳は3.5インチIDE HDDが1億3,570万台(前年比99.2%)、3.5インチSCSI HDDが1,815万台(前年比89.4%)、2.5~1.8インチHDDが2,870万台(前年比110.4%)となった。好調だったノートPC用の2.5~1.8インチHDDの成長を、SCSI HDDの後退が相殺した形となった。

 2002年度のHDD出荷台数は1億9,070万台を見込んでおり、前年比5%の成長を予測している。しかし、同じく5%の成長を予測していた2001年度の出荷台数が、パソコン市場の失速を受け微減となったことから「ゼロ成長もありえる」としている。

 今後は、IDE/SCSIともに3.5インチHDD市場は下げ止まらず、2.5~1.8インチHDDのみ増加に転ずるとしている。

矢野経済研究所出典:HDD/HD/磁気ヘッドの市場規模推移

□矢野経済研究所のホームページ
http://www.yano.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.yano.co.jp/press/2002/020918.html

(2002年9月18日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]

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