マイクロソフト、家庭向けソフト4シリーズ9製品
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画像編集ソフト「Picture It!」は、デジタルカメラの画像の管理/修正などに特化したライトユーザー向けの「Picture It! デジカメスタジオ Version 2003」と、新たにより高度な編集機能を備えた「Picture It! Digital Image Pro Version 2003」がラインナップに加えられた。対応OSはいずれも、Windows 98/Me/2000(SP2)/XP。
デジカメスタジオ 2003は、10月4日より発売され、価格は5,800円。自動補正機能により手軽に写真を補正できるほか、20種以上の特殊効果などが用意される。
写真の管理や補正など基本的作業を手軽に行なえるよう、ビューワ機能が強化された。新ビューワーでは、スライドバーを操作することで、全てのサムネール画像を同時に拡大/縮小できる。また、画像を個別に回転させたり、指定した画像の一括名前変更や移動機能などが追加された。
同社のポータルサイト「MSN」のフォトアルバムと連携して、写真を共有したり、プリント注文することもできる。
Digital Image Pro 2003は、10月18日より発売され、価格は9,800円。基本的なユーザーインターフェイスや機能はデジカメスタジオを踏襲するが、より高度な編集機能を備える。
従来このクラスのソフトは機能の向上とともに操作が難しくなる傾向にあったが、本製品では、初心者でも迷わず操作できるようインターフェイスの簡易化に注力したという。
1,000種類のデザインテンプレートや、2,500種類以上のクリップアートなど豊富な素材が用意される。
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases02/090902picit.asp
□製品情報
http://www.microsoft.com/japan/home/pictureit/
■2年ぶりにバージョンアップされた「Works 7.0」
「Works Version 7.0」は家庭向けの統合ドキュメント作成ソフト。前バージョンは“バージョン 2001”だったが、本製品は2年ぶりのバージョンアップとなるため米国と同じ“バージョン 7”とされた。
発売は10月18日。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8,800円前後の見込み。後述の「はがきスタジオ 2003」の「Basic版」が付属する。対応OSは、Windows 98/Me/2000(SP2)/XP。
WorksはWord/Excelなどと比較して、低スペックのPCでも動作する軽快さを売りとしたソフト。必要なシステムはPentium 166MHz以上を搭載したPCとなっている(はがきスタジオを除く)。
ワープロ/表計算/データベース/電子メール/イベント管理/はがき作成/携帯電話のメモリ管理など多彩な機能を備える。ユーザーが目的のドキュメントを作成するのに、どのアプリケーションを起動するのかといったことを意識することなく、目的別のウィザードに従うだけでドキュメントを作成できる。
Word/Excel(バージョン97~2002)のファイルを編集できるほか、Office XPとのファイル共有機能も搭載される。
起動時に表示される「Worksナビ」。イベントを指定してドキュメントを作成するというスタイルをとる | それぞれのイベントは、さらに細かな作業に分かれており、イベントに必要な作業の確認用にも便利 | イベントごとでなく、やりたい作業を直接指定することももちろんできる |
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases02/090902works.asp
□製品情報
http://www.microsoft.com/japan/home/works/
■最短3クリックではがきが完成する「はがきスタジオ2003」
はがき作成ソフト「はがきスタジオ Version 2003」は、「通常版/CD-ROM版」、「通常版/DVD-ROM版」、「乗り換えアップグレードCD-ROM版」、「デラックスCD-ROM版」、「ファミリーパッケージCD-ROM版」の5製品がラインナップされる。対応OSは、Windows 98/Me/2000(SP1)/XP(ファミリーパッケージのみWindows 2000はSP2以降が必要)。
通常版/CD-ROM版、通常版/DVD-ROM版、乗り換えアップグレードCD-ROM版はいずれも内容は共通。発売は9月27日で、価格はそれぞれ、4,800円、4,800円、3,800円。
デラックスCD-ROM版は、通常版にデジカメスタジオ 2003が付属したパッケージ。2万本限定で10月4日より発売され、価格は6,800円。
ファミリーパッケージは、通常版にデジカメスタジオ 2003、動物園経営シミュレーションゲーム「Zoo Tycoon」、百科事典ソフト「エンカルタ百科事典 2003 ベーシック」のほか、ケータイ編集ツールやOfficeのテンプレート集が付属。11月1日より発売され、価格は12,000円。
新バージョンでは、最短で3クリックと、前バージョンより1つ少ないクリックではがきを作成することが可能となるなど、ユーザーインターフェイスを強化。起動時のナビゲーションには、その季節に応じたテンプレートが優先表示される。
デジタルカメラの写真データ用のテンプレートが増加されたほか、印刷面での機能も強化され、印刷前のデータの整合性チェックやキヤノン製プリンタでのフチなし印刷にも対応した。
なお、12月1日から29日までの間、土日祝日も含めユーザーサポートが行なわれる。
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases02/090902hagaki.asp
□製品情報
http://www.microsoft.com/japan/hagakistudio/
■資産管理ソフト「Money 2003 デラックス版」
「Money 2003 デラックス版」は、日々の収支管理から、投資分析、ライフプランニングまでを行なう資産管理ソフト。発売は10月18日。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は11,800円。対応OSは、Windows 98/Me/2000(SP2)/XP。なお、家庭向けに機能を限定した「Money 家計簿版」は新バージョンは発売されず「2002」が継続販売される。
大きな新機能追加はないが、金融ポータルサイト「MSNマネー」との連携が強化された。Moneyで作成したポートフォリオをMSNマネーと同期させることで、MoneyをインストールしていないPCでも自分にカスタマイズされたポートフォリオをMSNマネー上で見ることができる。
そのほか、MSNマネーの「おこづかい帳」との連携や、銘柄/マーケット情報へのシームレスなアクセスが可能。
Moneyの電子明細に対応する金融機関は、前バージョンの26社から、銀行25社/信用金庫2庫/証券4社/クレジットカード48社の合計79社に大幅に増加した(9月9日現在)。
起動画面 | 左の起動画面に加え、作業別のポータル画面「ナビゲーション ホーム」が追加された | 「MSNマネー」のポートフォリオなどをシームレスにMoney上に表示できる |
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases02/090902money.asp
□製品情報
http://www.microsoft.com/japan/money/
□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
(2002年9月9日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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