松下電器、総合ショールーム施設「パナソニックセンター」を公開

パナソニックセンター

9月6日発表

連絡先:パナソニックセンター
     Tel.03-3599-2500

松下電器産業代表取締役専務 田中宰氏
 松下電器産業株式会社は6日、東京有明にて9月14日より一般公開が予定されている総合ショールーム施設「パナソニックセンター」を、一般公開に先駆け報道関係者に公開した。

 パナソニックセンターは“総合受発信拠点”と銘打たれ、「単に発売済みの製品を展示するだけではなく、今後発売される製品の展示や、近未来のライフスタイルを提案し、一般ユーザーの意見を開発者にフィードバックさせる“受信”の部分にウェイトを置いている」という(同社代表取締役専務 田中宰氏)。

 また、任天堂、エイベックス、吉本興業といった、異業種と提携しており、松下電器以外の展示施設が設置されている。

 同センターは4階建てで、壁面に7×35.5m(縦×横)のL字型映像表示装置「アストロウォール」を備える。太陽光発電システムや、太陽光と風力を併せて電力化するハイブリッドタワー「風かもめ」、雨水利用システムなど、地球環境に配慮した施設なども採用している。総工費は150億円。入場料は無料だが、一部の施設では有料となる。

世界初というL字型映像表示装置「アストロウォール」。常に映像が流れ続けている センターの周囲に設置されたハイブリッドタワー「風かもめ」。太陽光と風力を同時に電力に換える センターと併設された“有明スタジオ”。センターとは渡り廊下で繋がっている


●1階

 1階は、同社製品を展示する「デジタルネットワークショウケース」や、AVC機器による映像の編集やモバイル機器などの体験ができる「クリエイティブラボ」のほか、最新ゲームを体験できる「ニンテンドーゲームフロント」などが展示されている。

 また、ブロードバンドカフェ「E-FEEL」が併設されている。専用のPC端末が用意されるが、持ち込みのPCでも有線Ethernetを介したインターネット接続が無料で行なえる。また、NTTドコモの公衆無線LANサービス「Mzone」による無線LANアクセスも可能となっている。

デジタルネットワークショウケースに設置された50インチプラズマTVの視聴コーナー クリエイティブラボでは、AVC機器やPCなどを利用し、映像の撮影/編集などを体験できる ニンテンドーゲームフロントでは、マリオが迎えてくれる
最新機器以外にも、往年の製品も展示される。写真はアンサンブルステレオ「飛鳥」。1964年当時の価格は125,000円 ブロードバンドカフェ「E-FEEL」。「Mzone」加入者は無線LANでのアクセスが可能。非加入者でも有線LANを介してインターネット接続ができる 店内にはインターネット用の端末が用意される

□関連記事
【7月1日】ドコモ、公衆無線LANサービス「Mzone」を7月1日開始
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,,9913,00.html


●2階

 2階は、ネット家電や暮らし環境をテーマに、近未来の商品やサービスを紹介するフロア。

 これからの住まいと暮らしを提案するショールーム「リビングプラザ」、2005~2010年の近未来の暮らしを提案する「フューチャーライフスタイルラボ」や「エコステーション」が展示される。

座っているだけで身体を洗ってくれる全自動シャワー ホームエレベーターの試乗もできる フューチャーライフスタイルラボに展示されたリクライニングシート型の「ベッドシャワー」


●1階・3階

 1階および3階は、林原自然科学博物館が提供する恐竜博物館「Dinosaur FACTory」が併設されている。1階および3階を利用した有料施設で、来場者全員に専用のPDAとヘッドセットが貸与され、Bluetoothを介しての、展示物の解説などを受けられる。入場料は大人800円、中高生400円、小学生以下は200円となる。

入場者全員に貸与される専用のPDA端末 PDAをかざすと画像などを受信できる「ピクチャースポット」 入ってすぐのところに設置された巨大なアンモナイトの化石
3フロアを利用して設置された首長竜の化石。入場しなくても見ることができる 3階に設置されたトリケラトプスの頭部の化石。かなり大きい 同じく3階にあるティラノサウルスの全身骨格


●4階

 4階は、ビジネスプレゼンテーションショウケースと呼ばれる企業向けフロアで、ビジネス関連事業の全体像やコンセプトなどのソリューションを提供する。一般には公開されない。

椅子の前に置かれたコントロールパネルを操作することで、正面の画面に情報が表示されるという近未来の家をデザイン。コンセプトは「お父さんの部屋」 テーブルに埋設された近未来のPC。PCであることを意識しないで使えることを目標としている SDメモリーカードを搭載した小型の液晶TVのような端末を身につけている様子
手元のレバー操作で移動可能な電動椅子「ユニバーサルITビークル」。障害者だけではなく、健常者が利用することも想定しているという

□松下電器のホームページ
http://www.panasonic.co.jp/
□パナソニックセンターのホームページ
http://www.panasonic-center.com/

(2002年9月6日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]

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