シネックス、サーバーソリューションセミナーを開催
~Prestonia対応マザーボードなどが展示

8月30日 開催



 株式会社シネックスは30日、東京国際フォーラムで「サーバーソリューションセミナー」を開催した。インテルを始めとしたサーバー関連製品ベンダーが集まり、最新製品の展示や説明を行なった。

 セミナーではインテル EPGチャネルマーケティングマネージャの山本操氏がXeonプロセッサの優位性をアピール。エントリーサーバーにもメインのプロセッサとして投入していくことを明らかにした。

 インテルは現在、同社が「チャネル」と呼ぶホワイトボックスPCベンダー向けのサーバーコンポーネントの販売に注力しており、マザーボードはもとより、Gigabit Ethernetカードや同社純正のサーバーケース、RAIDコントローラをチャネル向けに積極的に販売していくという。

インテル「SE7500WV2」。Intel E7500チップセットを搭載し、Dual Xeon(400MHz FSB)に対応する。 インテル1Uラックマウントシャーシ「SR1300」。SE7500WV2に対応する

 会場にはセミナー参加メーカー各社が自社製品を展示。中には初公開のものもあり来場者の注目を集めていた。

 米Promise TechnologyはSerial ATAインターフェイスカードおよびRAIDカードを紹介。インターフェイスカードは9月末に、RAIDカードは11月末に市場に投入される予定だという。会場では実際の製品が展示されており、実機によるデモも行なわれていた。

 台湾Gigabyteは、サーバー用マザーボードやベアボーンを紹介。未発表のFSB 533MHz対応Xeon(コードネーム:Prestonia)対応のマザーボード「GA-8EGXR-P」が展示された。

 同マザーボードはServerWorksのGC-SL/CSB6チップセットを採用。PC2700 DDR SDRAM(Registered/ECC) DIMMスロットを4本搭載(最大4GB)。拡張スロットは、64bit/33MHz PCI×4、32bit/33MHz PCI×2を搭載する。

 オンボードでRage XL(8MB)、Adaptec 7899W Dual Ultra 160 SCSI、Intel 82550PM Ethernet、Intel 82540EM Gigabit Ethernetを搭載する。製品出荷は11月の予定。

 シネックスはAcerの代理店業も行なっており、11月に発表予定のAcer製Tablet PCを参考展示した。詳細なスペックや価格については不明だが、B5サイズで重量は約1.3kgと小ぶり。

 キーボードを装備し、一見するとノートPCだが、液晶パネルは回転可能で、ひっくり返してたたむ事ができる。本体上のボタンを押すだけで画面表示を縦横逆転させることも可能。日本語文字入力の認識速度はストレスを感じさせない程度であった。

シネックスはAcerのTablet PCを参考展示した キーボードを備え、液晶パネルは回転可能となっている
Promise「FastTrack S150 SX4」。Serial ATAポート×4を搭載し、RAID5に対応する。256MBまでのSDRAMを搭載可能 Promise「SATA150 TX2plus」。Serial ATAポート×2、Ultra ATA/133ポート×1を搭載したインターフェイスカード。Serial ATAとUltra ATAは同時利用可能 SATA150 TX2plusによる実機デモの様子
Gigabyte「GA-8EGXR-P」。型番の最後の“P”が指し示すとおりPrestonia(FSB 533MHz Xeon)に対応する Prestonia用Socket 604 こちらは従来のXeon用Socket 603。左の写真と比較すると、右下の1ピンが埋まっているのが分かる。

□シネックスのホームページ
http://www.synnex.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.synnex.co.jp/topics/seminar/020830/

(2002年8月30日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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