8月6日 発表

　株式会社T・ZONE.は6日付けで、再生計画進捗状況を発表し、すべてのリストラ策の終了を宣言した。今後は新たなミッションである「PC文化を背景としたマニア向け商材の付加価値販売業者」として事業を推進し、成長を目指すとしている。

　レポートによれば、法人営業からの撤退、不採算店舗の閉店(計11店舗)をはじめ、コスト低減のためのさまざまな施策が行なわれた。とくに人事面では約120名の削減を行ない、従業員数は従来の半数以下になっている。

　T・ZONE.事業部では、5月の「AKIBA PLACE」のオープン、「PC DIY SHOP」の堅調さを伝えている。しかし、それ以上にAC(アミューズメント・コンテンツ)事業部は好調で、第1四半期に1億2,600万円の粗利を挙げている。

　AC事業部では、美少女系ゲームソフト専門店「エマニア」、コスプレ喫茶「メアリーズ」の開店など積極的な姿勢が目立っている。とくに「メアリーズ」については、“マニアの街「秋葉原」のニーズにフォーカスした、変化を目指す当社を象徴する事業”と位置付けている

　なお、同時に第1四半期の決算報告が発表された。第1四半期の売上高は41億1,700万円、営業利益はマイナス4億5,800万円、経常利益はマイナス4億5,200万円となっている。

□T・ZONE.のホームページ
http://www.tzone.com/
□ニュースリリース
http://www.tzone.com/corporate/oshirase/saisei.pdf
□決算報告書
http://www.tzone.com/corporate/tansin/tansin_0806.pdf
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【7月17日】T・ZONE.、コスプレ喫茶「Mary's」発表記者会見を開催
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0717/tzone.htm

(2002年8月9日)

[Reported by date@impress.co.jp]