ケンウッド、世界最高速2ビーム方式青紫色光ヘッド
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高密度光ディスク評価機 |
7月19日 発表
株式会社ケンウッドは19日、青紫色レーザー2ビーム方式を採用した光ヘッドと、同光ヘッド搭載の高密度光ディスク評価機の開発に成功したと発表した。NHK放送技術研究所の指導を得て開発しており、ハイビジョン映像の記録/再生を主目的としている。
光ヘッドの模式図 |
同光ヘッドは青紫色半導体レーザー2個を光源として、1個の対物レンズにより2つのレーザービームを集光させ、光ディスク上の2つのトラックに2ch分のデータを同時に記録/再生が可能。また、記録と再生を同時に行なうことも可能という。
同光ヘッドを搭載した高密度光ディスク評価機は、高速回転サーボと広帯域RF信号再生などにより最大で200Mbpsの読み込み速度、130Mbpsの書き込み速度を実現した。これにより、放送用品質のハイビジョン映像がリアルタイムで記録/再生できる見通しが得られたとしている。
メディアは専用光ディスクとなる。同社は'99年に7ビーム方式を採用し、最大72倍速読み込みを実現したCD-ROMドライブを開発しているが、現時点では今回発表の技術をコンシューマ向け製品に応用する予定はないという。
□ケンウッドのホームページ
http://www.kenwood.com/jhome.html
□ニュースリリース
http://www.kenwood.com/j/press/press20020719.html
□NHK放送技術研究所のホームページ
(7月22日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.nhk.or.jp/strl/
□関連記事
【'99年11月8日】ケンウッド、最大72倍速のCD-ROMドライブ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/991108/kenwood.htm
(2002年7月22日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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