Macworld Conference & Expo/New York 2002:会場レポート
新製品は無いが、盛況のサードパーティーブース会期:7月17日~19日(現地時間) 会場:Jacob K. Javits Convention Center,New York Apple Computerから多数の新製品が発表された今回のMacworldだが、サードパーティーからはとくに目玉となるような製品は発表されていない。そんな会場から、大手サードパーティーのブースの様子をお届けする。 ●Canon、Epson、HPはイメージング機器を多数展示 ハードウェア系ではCanon、Epson、HPのイメージング機器御三家がAppleブースに次ぐ面積を占有、いずれも盛況を呈していた。それぞれプリンタやスキャナ、デジタルカメラ(Epsonを除く)などを多数出展している。 もっとも人気があったのはCanonのデジタルカメラを手にとって触れるコーナーで、Powershot G2やA40、A100といった発表済みの機種ばかりながら、多数の人が押しかけていた。また、同社ブースではデジタルビデオカメラのハンズオンコーナーもあり、ここではハイエンドカメラの「XL1S」や、133万画素CCDを搭載した「Optura100MC」(日本では「PV130」)に人気が集中していた。
HPブースには日本では未発売のHPブランドのデジタルカメラやフラットベッドスキャナ、小型のフォトプリンタなどが多数展示されていた。HPとエプソンには米国内で新発売のプリンタやスキャナなども展示されていた。 イメージング機器ではNikonも小さなブースを壁際に出展。小規模ながら、発売されたばかりのD100やCOOLPIXシリーズを手に取る人で混雑していた。
●アップグレード機器で気をはくSONNET、iPod用アクセサリをそろえたXtremeMac アップグレード用CPUカードを多数リリースしているSONNETブースは、実際にアップグレードカードを組み込んだ旧機種のMacintoshを多数展示し、その効果をアピールしていた。また、ATA133対応インターフェイスカードやRAIDカードも展示されていた。
またXtremeMacのブースではiPod用のカラフルなジャケットや、カーオーディオ用のカセットアダプタ、シガーライターソケット、Xserve用のラックなどが目を引く。JBLは特異な形のサブウーファー「Creature」を出展していた。
●最大手サードパーティーはMicrosoftとFileMaker AdobeもMacromediaも出展していない会場では、Microsoftが最大手のサードパーティーだ。Appleブースの隣、展示会場入り口すぐの場所に、Appleに次ぐ面積のブースを構えるが、特に新製品が発表されているわけではない。展示されているのはOffice v.XやInternet Exploere、MSN Messenger 3.0、Windows Media Playerなど、既存の製品だ。 そんな中で目立つのがOffice v.Xの売り込み。30日間有効な試用版が収録されたCD-ROMを配布したり、Macintosh本体とOfficeを同時購入すると最大100ドルのキャッシュバックが受けられるキャンペーン(9月30日まで)を告知したりしている。 また、同社製のキーボードやマウスを各種展示し、Mac OS Xに対応していることをアピールしていた。もっとも対応しているのはドライバだけで、キートップにはWindowsキーの表示がプリントされたまま。ユーティリティーでWindowsキーにコマンドキーを割り当てるようになっていた。 もうひとつのソフトウェア系大手サードパーティーはFileMaker。先日発表されたFileMaker 6を、ステージ上のプレゼンテーションのみで解説していた。どちらかといえば地味というか真面目なブース構成なのだが、たくさんの人が真剣にプレゼンテーションに見入っていた。 このほか、Virtual PCでおなじみのConectixやCorelなどが出展していたが、Conectixはすでに発売済みの製品のみ、Corelはブースというよりは休憩スペースのようになっていて、あまり活気が感じられない。
□Macworld Conference & Expoのホームページ(英文) (2002年7月18日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp] | I |
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