6月24日公開

　マイクロソフト株式会社は、企業内のイントラネット上などでセキュリティアップデートが可能になる「Software Update Service」(SUS)を24日より公開した。日本語版も用意され、無償でダウンロード可能となっている。

　昨年10月に発表された、企業ユーザーへセキュリティに関するツールや、テクノロジーなどを提供するプログラム「Strategic Technology Protection Program」(STPP)の一環として提供される。

　通常、セキュリティなどの修正プログラムを入手する場合、インターネット上のWindows UpdateもしくはMicrosoft Security Webなどから入手する必要がある。SUSではこれらの修正プログラムを、企業内のイントラネット上に構築したSUSサーバーで配信することにより、インターネットを使わずに修正プログラムの入手が可能になる。

　同社では、修正プログラム利用時に各PCが個別にインターネットへアクセスする必要がなくなるため、ネットワークトラフィックの軽減につながるほか、「CodeRed」、「Nimda」など、インターネット経由で攻撃・増殖を行なうワーム発生時にも、インターネットに接続することなく修正プログラムを利用できるという。

□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases/062402sus.asp
□ダウンロードサイト
http://www.microsoft.com/japan/windows2000/windowsupdate/sus/default.asp

(2002年6月24日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]