アイ・オー、SI向け専用ブランド「I・O PRO」
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代表取締役社長 細野昭雄氏 |
6月12日 発表
株式会社アイ・オー・データ機器は、SI向けパートナープログラム「I・O DATA Professional League」を立ち上げ、パートナーSI向けに企業用製品の販売支援ならびにチャネル開拓を行なう。
また、同プログラム専用の製品ブランドとして「I・O PRO」を展開する。I・O PROは「I・O DATA」とは独立したブランドで、店頭では販売されず、パートナーを通じて販売/サポートされる。
I・O PROのロゴ |
同社は、法人顧客向けソリューション販売経験や営業力を持つ企業/商社を中心に参加パートナーを募る。初年度で20社の参加を見込む。現時点で大阪のミカサ商事が参加を表明している。
活動内容としては、技術情報/運用情報など意見交換を行なう場としてパートナー向けの専用サイトを立ち上げるほか、パートナーごとの個別のシステムに合わせたファームウェアのチューンや販売の支援などを行なう。
I・O PRO製品第一弾として、RAID製品「Rシリーズ」が6月末より順次出荷開始される。
「R-IDE2シリーズ」はUltra ATA/100対応のIDE製品。ハードウェアRAID対応の独自コントローラ「DELTA2」を搭載。RAID1、ホットスワップ、48bitアドレス(Big Drive)に対応する。
7製品が用意され、2.5インチHDD×2もしくは3.5インチHDD×2を接続可能。PCIバス用と3.5インチベイ収納タイプがある。専用のリムーバブルベイも8月に予定されている。
「R-SCシリーズ」はUltra2Wide SCSIを採用。3台もしくは4台までのIDE HDDを接続可能で、RAID 0/1/0+1/3/5、スペアドライブ、ホットスワップ、ホットスペアに対応する。5インチベイフルハイトサイズの内蔵タイプ、外付けタイプ、HDD用ベイを持たない5インチベイ内蔵タイプの3製品が用意される。
同プログラム立ち上げの経緯について、代表取締役社長の細野昭雄氏は、「パートナーとの協業に基づく高い信頼性を持つ製品をソリューションとして販売することで、ローコストを前面に打ち出す台湾勢へ対抗する」と説明。
また同氏は、「ストレージの大容量化やブロードバンド化に伴うストレージ保護へのニーズに対するソリューションとして、データセンターの展開なども視野に入れている」ことも明らかにした。
今後のI・O PROの製品展開としてはNAS(Network Attached Storage)などを予定しているという。
PCIバス用IDEタイプ「R-IDE2-PCI」。背面に管理用のシリアルポートを備える | 2.5インチHDD×2を搭載し、3.5インチベイに収納可能な「R-IDE2S-LE」。組み込み機器用 | 5インチフルハイトサイズで、3.5インチHDD×3接続可能な「R-SC3X」。インターフェイスはUltra2Wide SCSI |
□アイ・オー・データのホームページ
http://www.iodata.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.iodata.co.jp/news/200206/02_PR022.htm
□I・O PROのホームページ
http://www.iodata.net/iopro/
□ニュースリリース
http://www.iodata.jp/news/200206/02_PR022.htm
(2002年6月12日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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