KD-400Z	KD-310Z

　コニカ株式会社は、コンパクトデジタルカメラ「Digital Revio」シリーズとして、有効400万画素CCD搭載の「KD-400Z」と有効320万画素CCD搭載の「KD-310Z」の2モデルを発表した。

　「KD-400Z」は6月中旬より88,000円にて、「KD-310Z」は7月中旬より68,000円にてそれぞれ発売される。

　上位モデルの「KD-400Z」は、1/1.8インチ有効400万画素原色CCDと光学3倍ズームヘキサノンレンズ(35mm換算39～117mm、F=2.8～4.9)を搭載する。同社では、「400万画素CCDと光学3倍ズーム搭載機では世界最小・最薄サイズ」としており、本体サイズは94×29.5×56mm(幅×奥行き×高さ)、電池とメディアを除いた重量は約198g。本体前面の下部に青色LEDを搭載する。

　静止画の記録解像度は2,304×1,704/1,600×1,200/640×480ピクセル。記録フォーマットはJPEG(DCF準拠)で、DPOFにも対応する。動画撮影にも対応し、記録解像度は320×240ピクセル(15fps、最長15秒)、ファイル形式はAVIでコーデックはMotion JPEG。静止画および動画撮影時に音声の記録もできる。

　下位モデルの「KD-310Z」は、1/1.8インチ有効320万画素原色CCDと光学3倍ズームヘキサノンレンズを搭載する。本体サイズは「KD-400Z」と共通。また、本体前面のLEDは赤色となる。静止画の記録解像度は2,048×1,536/1,600×1,200/640×480ピクセル。動画撮影にも対応するが、音声記録には対応しない。

　搭載CCDと音声記録の有無、LEDの色以外の仕様は2モデル共通。シャッター速度は1/2,000～1秒。また、シャッター音に同社製銀塩カメラのフラグシップモデル「HEXAR RF」のシャッター音を採用している。撮影距離は50cm～無限遠、マクロ時は10cm～無限遠。起動時間は1.4秒で、「沈胴式レンズ搭載のデジタルカメラでは世界最速」としている。

　記録メディアはSDメモリーカード/MMC/メモリースティックに対応するほか、2MBのフラッシュメモリ(VGAサイズのみ記録可能)を内蔵する。なお、「KD-400Z」には16MBのSDメモリーカードが付属する。PCとの接続インターフェイスはUSB。Exif 2.2準拠のダイレクトプリント「ExifPrint」に対応する。

　光学ファインダーのほか、本体背面に1.5インチ低温ポリシリコンTFTディスプレイを装備する。また、再生時は最大12倍のデジタルズーム再生ができる。バッテリは専用のリチウムイオン電池となる。

写真はすべて開発中のものです。実際の製品とは仕様が異なる場合があります(※すべてKD-400Z)
本体正面。前面のスイッチを横にスライドすることでレンズがせり出す仕様		本体上部。SDメモリーカードとメモリースティックの2つのロゴが刻印されている

本体側面にUSBポートを備える		本体底部。端のほうに三脚座を装備

本体背面の低温ポリシリコンTFTディスプレイ。視認性は良好。メニューは基本/応用の2種類を用意	本体底部のカバー内に2つのメディアスロットを搭載する。上からSDメモリーカード、メモリースティック、リチウムイオンバッテリ

(2002年5月16日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]