日本IBM、トラックポイント&タッチパッドを搭載した「ThinkPad T30」5月24日より順次発売 連絡先:ダイヤルIBM 日本アイ・ビー・エム株式会社は、トラックポイントとタッチパッド2つのポインティングデバイスを搭載したA4ノートPC「ThinkPad T30」を5月24日より順次発売する。IBMダイレクト価格は349,000~499,000円。 ThinkPad T30の最大の特徴は、同社がノートPCで伝統的に採用してきたトラックポイントに加え、タッチパッドを搭載した点。同社ではこれを「ウルトラナビ」と呼んでいる。 このタッチパッドは通常のポインティングデバイスとしても使えるほか、動作設定をカスタマイズすることで、トラックポイントの補助デバイスとして利用したり、アプリケーションのホットキー代わりに利用することができる。 タッチパッドには「タップゾーン」という4隅の領域があり、いずれかの場所を軽くたたくと、特定のアプリケーションを起動させたり、キー入力の記録/再生を行なったり、Windowsのスタートボタンにジャンプさせたりすることができる。タップゾーンの広さはユーザーが指定できる。 また、タッチパッドはトラックポイントとは独立して速度調整を行なうことができるため、タッチパッドのポインタの速度を落としておいて、通常のポインティングはトラックポイントで行ない、グラフィックの描画など細かい作業はタッチパッドで行なうといった利用ができる。 ボタンはスペースバーの手前に3つ、タッチパッドの手前側に2つで計5個が搭載される。 もう1つのユニークな特徴として、底面部に半球体の緩衝パーツが取り付けられている。これはノートPCを机などに置くときに本体に加わる衝撃を吸収するためのもの。
搭載CPU、液晶、HDD容量、光学ドライブ、OSの異なる6モデルが用意される。IBMダイレクト価格は、モバイルPentium 4 1.8GHz-M、1,400×1,050ドット表示14.1V型TFT液晶ディスプレイ、40GB HDD、DVD/CD-RWコンボドライブ搭載の最上位モデルが499,000円。 Pentium 4 1.6GHz-M、1,024×768ドット表示液晶ディスプレイ、20GB HDD、CD-RWドライブを搭載した下位モデルが349,000円。 そのほか、共通仕様として、Intel 845MPチップセット、256MB PC-2100 DDR SDRAM(最大1,024MB)、MOBILITY RADEON 7500(16MB)、IEEE 802.11b準拠無線LAN、Type2 PCカード×2、USB 1.1×2、V.90対応モデム、100Base-TX Ethernet、TV出力(Sビデオ)を搭載する。また、Bluetooth内蔵モデルも用意される。 本体サイズは304×250×36.6(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.5~2.6kg。同社はモバイルPentium 4 1.8/1.6GHz-M搭載ノートPCとしては最軽量としている。 本体の発表に合わせて、オプション品も発表された。専用バッテリが5月15日発売、19,800円。IEEE 802.11a準拠無線LAN PCカードが6月5日発売、24,800円。IEEE 802.11a準拠無線LANアクセスポイントが5月14日発売、99,800円。
【各モデルの主な仕様と価格】
□日本IBMのホームページ (2002年5月14日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp] | I |
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