ソニー、Net MDやウーファーを着脱可能なA4ノート
「バイオノートNV」

5月25日発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:バイオカタログセンター
     Tel.03-5454-0700



 ソニー株式会社は、独自のベイユニット「エンターテインメントベイ」を装備し、用途に合わせてサブウーファーやNet MDドライブなどを着脱可能なA4オールインワンノートPC「バイオノートNV」シリーズを5月25日より発売する。同梱ベイユニットの構成や、液晶、HDDなどの異なる3モデルが用意される。

新搭載のエンターテインメントベイには、MDドライブ、サブウーファー、テンキー、FDDなどを自由に着脱できる
 ベイユニットは、Net MD/MDLP対応のMDドライブユニット、収納可能なテンキーボードユニット、バスレフレックス方式採用のコンパクトウーファーユニット、FDDユニットのほか、メモリースティックなどを収納可能なウェイトセーバーが用意される。FDDユニットとウェイトセーバーは全モデルに付属する。各ベイユニットは内部的にUSB 1.1で接続され、ホットスワップに対応する。

 なお、ウーファーもしくはMDドライブを装着した際は本体の厚みが増し、バランスが取れなくなるため、本体底部に搭載した2基のチルトスタンドを立てる必要がある。チルトスタンドはボタン1つでポップアップする機構になっており、本体を裏返すことなくチルトスタンドを立てられる。

 最上位モデル「PCG-NV99M/BP」は、1,400×1,050ドット表示の15インチTFT液晶を搭載し、HDD 40GB、IEEE 802.11b準拠の無線LANを内蔵する。ベイユニットはウーファー、テンキー、MDドライブが付属する。店頭予想価格は30万円前後の見込み。

 「PCG-NV77M/BP」は、1,024×768ドット表示の15インチTFT液晶を搭載し、HDD 30GBを内蔵する。無線LANは内蔵しない。ベイユニットはMDドライブが付属する。店頭予想価格は27万円前後の見込み。

 「PCG-NV55M/BP」は、「PCG-NV77M/BP」からMDドライブが省かれたエントリーモデル。店頭予想価格は25万円前後の見込み。

 主な仕様は3モデル共通で、CPUにモバイルPentium 4-M 1.6GHz、メモリ256MB(最大512MB、DDR)、8/16/10/24倍速対応DVD/CD-RWコンボドライブを内蔵する。チップセットはIntel 845MP、ビデオチップはMOBILITY RADEON 7500(16MB)を内蔵。OSはWindows XP Home Editionで、Office XP Personalが付属する。

 インターフェイスはType2 PCカードスロット×2、マジックゲート対応メモリースティックスロット×1、USB×3、IEEE 1394(4ピン)×1、100Base-TX対応Ethernet、V.90対応モデム、シリアルポート、パラレルポート、D-Sub15ピン、AV出力端子(NTSC/PAL、ステレオ出力対応)などを備える。

 バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は約2~3.5時間。本体サイズは336×276.1×42.8~53.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.7kg(バッテリ、ウェイトセーバー装着時)。

 ソフトウェアは、Net MD対応のサウンドユーティリティ「Gen-On Ver.1.1」や、OpenMG対応のジュークボックスソフト「SonicStage」などが付属する。また、ネットワーク対応RPG「ファンタシースーターオンライン」がバンドルされる。

 また、各ベイユニットの単体販売も行なわれる。価格はすべてオープンプライスで、店頭予想価格はMDドライブが27,000円前後、テンキーが5,000円前後の見込み。なお、ウーファーユニットの単体販売は行なわれない。

写真はすべて開発中のものです。実際の製品とは仕様が異なる場合があります
キーボード ポインティングデバイスはタッチパッド。バックボタン付きのセンタージョグを装備する キーボードの右上に電源ボタン(右端)を装備する。中央は各種ガイドを呼び出すヘルプボタン。左端は無線LANのON/OFF切り替えスイッチ(最上位モデルのみ)
本体左側面。Type2 PCカードスロット×2、イヤフォンジャック、マイク端子、音量調節ダイアルなどを装備する 本体左側面のカバーを開けた状態。左からAV出力端子、100Base-TX対応Ethernet、V.90対応モデム、IEEE 1394ポート(4ピン) 本体右側面。DVD/CD-RWコンボドライブの下にエンターエインメントベイを搭載する(写真はウーファーを取り付けた様子)
本体背面。左から電源端子、USB 1.1ポート×3、シリアルポート、パラレルポート、D-Sub15ピン 液晶を閉じた状態。お馴染みの「VAIO」の彫り込みロゴが入っている 本体底面。ウーファーユニットもしくはNet MDドライブを取り付けた際は厚みが増すため、チルトアップする必要がある
本体をひっくり返さなくてもワンボタンでチルトアップする機構になっている エンターテインメントベイのリリーススイッチ
最上位モデルのみに付属するウーファーユニット。視聴してみたところ、装着前/後ではまったく音が違っていた。ウーファーの特性を生かし低音域が強調されているといった印象 ウーファーユニット底面部
収納可能なテンキーボードユニット テンキーボードユニット底面部。テンキー部を引き出すと自動的に“足”が出てくる仕組み
Net MDドライブユニットにMDメディアを挿入するところ VAIO MXなどに搭載された従来のNet MDドライブ(右)と比較。ドライブ自体が薄くなっていることがわかる
全モデルに付属するFDDユニット こちらも全モデルに付属するウェイトセーバー。メモリースティックやPCカードを収納できる。ソニー的には「名刺入れ」らしい

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/Products_020513.html
□製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/PCOM/PCG-NV99M/

(2002年5月13日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]

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