Intel、米国のノートPCユーザーを調査
~81%が「TVを見ながらノートPCを使う」

4月22日発表



 Intelは22日(現地時間)、米国で実施した「ノートPCとライフスタイル」調査の結果を発表した。調査対象は2,400人のノートPCユーザー。レポートは「ノートPCユーザーは、ノートPCを家に置いたまま出かけるのが好きではない」と題され、ユニークな事例を紹介しながら、米国でノートPCが生活に浸透し、手放せないツールとなっている様子を浮き彫りにしている。

●乗馬中にノートPC

 レポートではまず、ノートPCを使う場所についての回答として「結婚式」、「葬式」、「炭鉱の中」、「穀物貯蔵塔の上」、「グランドキャニオンでのハイキング」、「アムステルダムの“怪しい”ユースホステル」、「乗馬中」、「牛から搾乳している間」、「鶏小屋を作っている間」のように珍しい例をあげ、ノートPCを使う場所が広範に及んでいることを述べている。多数の回答では「車に(乗客として)乗っているときに使う」が41%、「屋外で」が39%、「電車やバスで」が20%、「外国で」が18%となっている。

 用途についても様々で、「耳の不自由な人が教会で礼拝に参加するのを介助」、「ハリケーンからの避難中に、海上の油田を遠隔シャットダウン」、「ヨットをGPS機器でナビゲート」、「スピーチシミュレーションソフトを使い、電話の向こうの子どもたちにヘンな(silly)ことを言う」など、実用的なことから非日常的な用途まで幅広く使われていることを紹介している。

 「理想のノートPC」は、「いつでもどこでもネットサーフィンができ」、「より軽量で」、「よりバッテリーがもつもの」と実用的な要望が多い。一方で、デスクトップPCなみのデジタルミュージック機能やムービー機能、あるいは3Dなどのグラフィックスを使ったゲームを遊べる性能を求める声も、それぞれ50%前後寄せられている。

●ノートPCをいつも手元に

 またノートPCユーザーは「他のことをしながらノートPCを使う傾向がある」と述べており、「TVを見ながら」(81%)、「ベッドで」(60%)、「食事中に」(54%)使うユーザーが多いとしている。さらに「裸または下着で」(48%)といった回答も寄せられており、プライベートな時間にもノートPCが使われていることを伺わせる。

 また同社のAnn Lewnes 副社長は、ノートPCが「自分を拡張するものになった」としており、ノートPCを片時も手放せない様子について、ノートPC所有者の65%が「クロークなどに預けるのはリスクが高すぎる」、28%が「もっとも貴重な所有物」と考えていると述べている。また54%のユーザーが「ノートPCを出先に持っていかず、後悔したことがある」とし、29%はノートPCを「取りに戻ったことがある」という。

●気になる隣のノートPC

 なお、ノートPCユーザーが「他の人のノートPCに強い好奇心を抱いている」ことにも触れており、46%が「他人のノートPCを横目で見たことがある」とし、そのうち71%がノートPCのスタイルなどに興味をもち、31%が「ノートPCで何をやっているか」に興味を持っているとしている。この“悪習”は、「頻繁に旅行する人」(57%)、「男性」(53%)、「35歳以下」(54%)によくあるとしている。

□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20020422corp.htm
□ニュースリリース(和訳)
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2002/020424.htm

(2002年4月23日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]

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