日立、IMGからPowerVRのライセンスを取得 ~Dreamcastセットトップボックスへも採用か?
4月19日発表
日立製作所半導体グループは19日、英Imagination Technologies(IMG)とグラフィックスコアに関するライセンス契約を締結し、PowerVRアーキテクチャのライセンスを取得したと発表した。
「PowerVR」はセガのDreamcastやPC用ビデオカード「KYRO」シリーズなどでも採用されていたグラフィックアーキテクチャ。
この契約により日立は、PowerVRのグラフィックス機能と同社のRISC CPU「SH-4」を組み合わせたシステム・オン・チップ(SoC)の開発を行なう。今後2年以内に販売を開始し、デジタル民生機やゲーム機器、通信機器などへの展開を目指す。
なお、セガは2001年1月に、英PACEとライセンス契約を結び、Dreamcastをベースとしたセットトップボックスの共同開発を表明している。また、2001年11月にはDreamcastアーキテクチャをPCなどで利用することを目的とした「エクサイド」が創設されている。Dreamcastでは、CPUにSH-4、グラフィックスコアにPowerVR2 DCが使用されており、今回のSoCは、このような機器へも採用されると思われる。
□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0419/index.html
□関連記事
【2001年11月1日】DCアーキテクチャを活用する新会社「エクサイド」にセガ、ナムコ、エイベックスなどが出資
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20011101/xsido.htm
【2001年1月19日】セガと英PACE、DCの技術ライセンス契約を締結
DC完全互換のセットトップボックスを共同開発 (GAME)
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20010129/sega2.htm
(2002年4月19日)
[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
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