JEITA、光ディスク装置に関するユーザアンケート結果を発表
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DVD-RAM | DVD-R | DVD-RW | DVD+RW | ||
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データ保存(1カ月未満) | 30.2 | 5.3 | 29.6 | 30.0 | |
データ保存(1カ月以上) | 79.8 | 33.3 | 70.4 | 60.0 | |
ファイルバックアップ | 87.2 | 28.0 | 70.4 | 76.7 | |
データ交換/持回り | 26.0 | 12.0 | 29.6 | 20.0 | |
ゲーム | 8.1 | 2.7 | 3.7 | 16.7 | |
インストール | 14.7 | 10.7 | 11.1 | 30.0 | |
オーディオ/ビデオ再生 | 47.3 | 41.3 | 40.7 | 80.0 | |
CD系ディスク再生 | 14.0 | 12.0 | 11.1 | 23.3 | |
システム起動 | 4.3 | 5.3 | 3.7 | 10.0 | |
オリジナルDVD作成 | 21.3 | 88.0 | 74.1 | 70.0 |
●書換可能DVDへの関心は高いが、まだ様子を見る
さて、光ディスク装置全体における書換可能DVDの位置について目を転じてみよう。現在PCに搭載されている光ディスク装置(図3)のうち、書換可能なものはCD-R/RWが圧倒的で、書換可能DVDは4.5%(回答数8,457のうち383)にすぎない。
一方で、今後購入したい光ディスク装置(図4)では書換可能DVDが56.1%と、2位CD-RWの26.5%を圧倒的に上回る数のユーザーが期待を寄せている。
また、「半年以内」、「1年以内」といった具体的な時期に書換可能DVDを購入予定(図5)とする回答は計13.6%に留まり、86.4%は「将来」、「無回答」となっている。これらの結果から、「書換可能DVDに期待しているが、まだ様子を見ている」ユーザー像が浮かび上がる。
【図3】 |
【図4】 |
【図5】 |
●書換可能DVD普及のネックは規格
メーカーやJEITAへの(光ディスク装置全体への)要望では、「装置の規格統一化」を望む声が5,568件で1位となっている。この要望についてのコメントでは、書換可能DVDの規格統一を望む声が大多数を占めるという。
次いで「装置の低価格化」「メディアの低価格化」がそれぞれ4,918件、4,244件で上位を占め、以下、「メディアの互換性向上」が3,741件、「装置の互換性向上」が3,690件と続く。
そのほか、「メディア、装置の信頼性向上」、「装置の振動・騒音低減」、「アフターサービスの向上」といった要望も1,000件を超えている。
書換可能DVDについては、期待が大きいにもかかわらず普及が進まない現状が浮き彫りとなっている。その障害は「規格が統一されていないこと」と言えるようだ。
調査を実施したJEITAの光ディスク専門委員会は、調査結果のまとめにおいて、「業界を代表する立場としてユーザの声を製品開発やユーザサポートに反映出来るように、各メーカへの提言を行う所存」としている。
(図版出典:JEITA)
□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□光ディスク関連装置に関するユーザ利用動向調査2001・結果報告
http://it.jeita.or.jp/infosys/report/odsurvey/result2001/index.html
(2002年4月17日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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