DISKCON JAPAN/OPTICAL DISC PRODUCTIONレポート
|
会期:4月10~12日
光ディスクなどの製造技術の展示会「OPTICAL DISC PRODUCTION」と、HDD/各種メディアの製造技術の展示会「DISCON JAPAN」が10~12日まで東京ビックサイトで開催された。
展示会は製造技術に関するスタンパ装置、計測機器などの展示がメインで、コンシューマレベルの製品はほとんどない。コンシューマ向けといえる展示は、リムーバブルディスク規格「iVDR」の展示くらいだが、この辺りはAV Watchでレポートされているのでそちらを参照して欲しい。今回のレポートでは、Blu-ray Disc向け機器やHDDデータ消去装置などでいくつか注目される製品が展示されていたのでそれらの模様を写真を中心にお届けしたい。
シバソクのブースに展示されていたのは、Blu-ray Discにも対応した自動検査モデル「LM108A」。Blu-ray Discを使ったデモも行なわれており、ジッタ量などの計測が可能となっていた。価格はシステムで2,500万円前後とのこと。
また、プラットフォーム・オブ・ジャパンのブースでは、HDDデータ消去装置「データ・キラー」が展示されていた。特殊な磁場をHDDの記録膜に印加することで、ディスクのデータを完全に消去して、利用不能とするもの。容量に関係なく10msでデータを完全消去できるという。現状では販売は行なわず、業者やPCメーカー向けのレンタル事業として展開していく予定とのこと。
ワイ・イー・シーのブースでは、HDDデータ消去ソフト「HDD-CLEARII」やデータ消去装置「Kesender」が展示されていた。ともにデータを複数回上書きすることで、データを漏洩を防ぐ。「HDD-CLEARII」はPC/AT互換機向けのデータ消去ソフトで、FDで提供される。価格は5ライセンスで4,000円。「Kesender」は65,000円。
なお、会場には10インチ以上のディスクからmicrodriveまでの磁気ディスクの歴史をまとめた展示が行なわれていた。入場者や出展者からも注目を集めており、「これエンジン?」とか「でかい!」といった声が上がっていた。
磁気ディスク装置面記録密度向上の歴史 | ビット密度の変還と固有技術 | ヘッド-ディスク間スペーシングの変還 |
世界初の2.5インチHDD「PrairieTek 220」 容量は21.3MB/3,307rpm |
東芝の2.5インチ5,400rpm HDD「MK4019GAX」 40GB |
□OPTICAL DISC PROTECTIONの開催概要
http://www.mesago-messefrankfurt.com/odp/jp/
□DISCON JAPANの開催概要
http://www.mesago-messefrankfurt.com/diskcon/jp/
□関連記事
【4月10日】「DISCON JAPAN/OPTICAL DISC PRODUCTION」開催
~iVDRの新型ドライブなどを展示~
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20020410/discon.htm
(2002年4月12日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]
|