富士通、32bit RISC CPU搭載デジカメ用ワンチップシステムLSI4月9日販売開始 連絡先:電子デバイス事業本部マーケティング統括部 富士通株式会社は、富士通ヴイエルエスアイ株式会社と共同で開発した、一眼レフからコンパクトタイプまで対応可能なデジタルカメラ用システムLSI「MB91184」および「MB91186」を4月9日より販売開始する。サンプル価格はMB91184が3,000円、MB91186が2,000円。サンプル出荷はMB91184が5月より、MB91186が7月より開始される。 デジカメ用のシステムLSIで、従来複数に分かれていた画像処理用LSI、プロセッサなどをワンチップ化した製品。ワンチップ化により従来製品に比べ、小型化、低消費電力化、搭載部品数の削減が可能になったという。 プロセスルール0.18μmの32bit RISC CPUを搭載。4KBの命令キャッシュメモリを内蔵し、最大で1,600万画素に対応。カードインターフェイスは、CF、メモリースティック、SDメモリーカード、スマートメディアに対応し、PCインターフェイスは、UARTおよびUSB 1.1に対応する。両製品の違いは内蔵RAMの容量で、MB91184は8KB、MB91186は2KBを内蔵する。 250万画素の場合、CCDで受光したデータを6fpsまで処理(プリプロセス→色補完→解像度変換→JPEG変換)できる。また、内蔵のJPEG回路により、640×480ドットの画像データを30fps以上でJPEGに変換する能力を持つ。 アキュートロジック株式会社と共同で開発した独自アルゴリズムを用いた画像処理回路とRISC CPUの搭載により、カメラメーカーは独自に画像処理用ソフトウェアを開発する必要がなくなり、開発工数を大幅に削減できるという。また、画質の調整などを行なうパラメータ部分はソフトウェアで構成されており、カメラメーカーが追加や修正をすることが可能となっている。 □富士通のホームページ (2002年4月9日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp] | I |
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