NEC、8M対応ADSLモデム内蔵のブロードバンドルータ
|
Aterm WDR85FH/CE |
4月下旬発売
標準価格:オープンプライス
連絡先:Atermインフォメーションセンター
Tel.0120-36-1138
日本電気株式会社(NEC)とNECアクセステクニカ株式会社は、ADSLモデム内蔵のブロードバンドルータ「Aterm WDR85FH/CE」を4月下旬より発売する。
無線カード(WL11CA)を内蔵することで無線LANに対応可能。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、ベースモデル「AtermWDR85FH/CE」が3万円弱、無線カード1枚を同梱した「ワイヤレスLANベース」が4万円弱、無線LANカード2枚をセットにした「ワイヤレスLANセット」が48,000円前後の見込み。
8Mbps(G.dmt AnnexC)/1.5Mbps(G.lite AnnexC)対応のADSLモデムを搭載したブロードバンドルータ。対応キャリアは、イー・アクセス(8Mbps/1.5Mbps)で、NTT東日本のフレッツ・ADSL 1.5Mbps用の認証も取得予定という。認定プログラムの無いフレッツ・ADSL 8Mについては、テストでは対応できているが、現時点ではサポート対象とはならないという。対応キャリアについての情報は同社のAtermシリーズ情報ページ「AtermStation」で順次公開していくという。
同社では、2月にほぼ同様のスペックを持ったADSLモデム内蔵型ルータ「Aterm WDR85FH/GS」を発売しているが、「GS」では、アッカ・ネットワークスの提供するADSLサービスと相性のいいGlobespan製のADSLモデムチップを搭載していた。「Aterm WDR85FH/CE」は、フレッツ・ADSLやイー・アクセスと相性のいいCentillium製のADSLモデムチップを採用した製品となっている。
そのほかの仕様は「GS」とほぼ共通で、ルーター部のスループットは最高15Mbps。LAN側に100Base-TX対応の4ポートスイッチングHub、ADSLモデムを切り離した際に利用する100Base-TX対応WANポートを装備する。USBポート×1も備えている。
NAT/IPマスカレードや、PPPoE/PPPoAに対応。また、PPPoEブリッジモードもサポートし、PPPoEクライアントを搭載したPCからのアクセス時には自動的に判別し、ブリッジとして利用可能となる。ブリッジモードでの同時接続台数は1台に限定されるが、Windows Messengerのビデオチャットなどルータ利用時には、利用できない機能も使うことができるようになる。
新たに、前面の5つのLEDでルータの回線速度を表示できるようになった。8Mbps利用時には3Mbpsで、5つのLEDがオレンジに点灯する。1.5Mbps回線での利用時には750kbpsで4つのLEDが点灯するという。各種設定はWebベースで行なえるほか、Windows 98/Me/2000/XP、Mac OS 8.6~9.2JおよびMac OS X(Classic)で利用できる設定ユーティリティが付属する。
電源は本体内蔵型で、本体サイズは25×157×215mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約650g。ソフトウェアはアンチウイルスソフト「ウイルス警備隊V3(100日限定版)」が付属する。また、Universal Plug and Play(UPnP)対応のファームウェアを4月下旬に公開予定としている。初期出荷分についてはUPnP非対応のファームウェアで出荷される見込み。
□NECのホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0204/0802.html
□NECアクセステクニカのホームページ
http://www.necat.co.jp/
□AtermStation
http://121ware.com/aterm/
□ニュースリリース
http://121ware.com/product/atermstation/info/2002/info0408.html
□関連記事
【1月15日】NEC、8M対応のADSLモデムを内蔵した無線機能付きルータ「WDR85FH/GS」(Broadband)
http://www.watch.impress.co.jp/broadband/news/2002/01/15/nec1.htm
(2002年4月8日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]
|