Windows XPでCD-R/RWへの追記時にファイル/フォルダが消失


 マイクロソフト株式会社は、Windows XP Home Edition/Professionalにおいて、特定の文字列を含むフォルダ/ファイル名でデータが書き込まれたCD-R/RWに対して、Windows XPのCD書き込み機能を利用してデータを追記書き込みすると、データが失われたり、ディスクが利用不可になる問題を公開した。

 特定の文字列とは、文字コードに「Unicode 0xXX3b」を含む文字で、「医(0x533b)」、「画(0x753b)」、「活(0x6b3b)」、「主(0x4e3b)」、「鼻(0x9f3b)」、「;(0x003b)」、「※(0x203b)」、「・(0xe03b)」など37文字にのぼる。

 発生する症状は、該当する文字列が含まれるファイル/フォルダがディスクの先頭トラックにあるか否かで多少異なる。先頭トラックにある場合は、ファイルやフォルダ全体のデータが失われる場合があるほか、CD-R/RWディスクが使用できなくなる場合がある。先頭以外のトラックにある場合は、データや一部の文字、拡張子が失われることがあるが、ディスク自体は使用可能という。

 現時点で問題の解決策はないが、サードパーティ製のライティングソフトを使用することで回避できる。また、該当する文字列を含んでいても、新規書き込みを行なう際はこの問題は発生しない。

□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□サポートページ
http://www.microsoft.com/japan/support/kb/articles/J069/8/68.asp
□NECによるサポートページ(該当コード一覧あり)
http://121ware.com/support/pc/r2/data/kb/003/003672/003672.htm

(2002年3月22日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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