富士通、液晶ディスプレイ事業を統合、6月に新会社設立へ

3月22日発表


 富士通株式会社は、同社の液晶ディスプレイ事業部と、株式会社米子富士通を6月1日付けで統合し、「富士通ディスプレイテクノロジーズ株式会社」を設立することを発表した。

 米子富士通は大型高精細液晶ディスプレイの開発・製造などを行なっている富士通の全額出資子会社。富士通株式会社の液晶ディスプレイ事業部と統合することで開発・製造・販売機能を一本化して効率化を図るとしている。

 具体的な方針としては、同社が開発したMVA技術(Multi-domain Vertical Alignment:高視野角・高コントラスト・高速応答性能を兼ね備えた高画質技術)を中心とした、大型高精細ディスプレイなど、高付加価値製品分野への移行や、最先端応用市場の新規開拓、エンジニアリング・サービス事業などへの積極的な展開などを行なうとしている。

 今回の統合について同社は、2001年8月に発表した、リストラを伴った大幅な構造改革の一環としており、「独立事業会社として自律的な発展を目指す」としている。

□富士通のホームページ
http://jp.fujitsu.com/
□ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2002/03/22.html
□関連記事
【8月20日】富士通、3,000億円をかけた大規模リストラを実施
~「経営責任ない」と秋草社長
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010820/fujitsu2.htm

(2002年3月22日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]

I
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】

【Watch記事検索】


【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp

Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.