シャープ、コンボドライブを内蔵した「MURAMASA」新モデルなど
3月30日より順次発売 標準価格:オープンプライス 連絡先:お客様相談センター シャープ株式会社は、Mebius MURAMASAシリーズに、コンボドライブを内蔵した新モデル「PC-MV1-C1W」および「PC-MV1-C1H」の2モデルを追加した。C1Wは3月30日から、C1Hは4月13日から発売される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、C1Wが25万円前後、C1Hが24万円前後の見込み。搭載OSはWindows XP Home Edition。 従来機「PC-MT1」シリーズは、当時のB5ファイルサイズ機としては最薄のノートPCとして注目を集めたが、今回のモデルは「スリム&ハイパフォーマンス」、「ワイヤレスブロードバンド」などをキーワードとして開発されている。そのため厚みは増加したものの、1GHzのCPUとDVD/CD-RWコンボドライブを内蔵するハイスペックモデルとなった。本体サイズは282×239×25.4~27.7mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.97kg(ウェイトセーバー利用時は1.67kg)。 また、再生シーンに合わせて輝度補正や彩度補正をすることで、より自然な画質でDVDを再生できる、同社独自の機能「Movie Effector」や、ネットワーク環境切り換えソフト「ブロードバンドチェンジャー」なども搭載する。 C1Wモデルは802.11bのワイヤレスLAN機能を標準で内蔵。また、C1Hモデルに関しては、ワイヤレスLAN機能の追加が可能で、詳細については後日発表するとしている。そのほかの仕様は共通。 主な仕様は、XGA(1,024×768ドット)対応の12.1インチ低反射ブラックTFT液晶を搭載。CPUはモバイルPentium III-M 1GHz、メモリ 256MB(最大768MB)、HDD 30GB。チップセットはIntel 830MGでビデオ機能はチップセット内蔵。光学ドライブは8/8/8/24倍速のDVD/CD-RWコンボドライブ。サウンド機能はAC'97準拠で、ドルビーデジタルに対応する。 インターフェイスは100Base-TX対応Ethernet、Type2 PCカードスロット×1、USB×2、IEEE 1394(4ピン)×1、パラレルポート(別売の変換ケーブルが必要)×1のほか、外部ディスプレイ出力としてD-Sub15ピン×1、ビデオ出力(S端子)×1、光デジタルオーディオ出力×1などを備える。 また、本体に追加して装着する大容量バッテリ「アドオンバッテリ」も別売で用意される。価格は25,000円。本体内蔵のバッテリと併用することで、約6.2時間の駆動が可能。アドオンバッテリを利用しない場合は約3.1時間(ともにJEITA1.0準拠)。
発表会は、秋葉原のリナックスビルで開催された。冒頭では、同社情報システム事業本部 パソコン事業部事業部長の川森基次氏が挨拶し、「モバイルPCの需要はますます増しており、そのニーズも多岐にわたっている。今回は従来のMURAMASAシリーズで得た反省点を含めて新しい製品を開発した」と述べた。 ユーザーからの具体的な意見としては、CPUパワーや大容量メモリ、光学ドライブの内蔵など、ハイスペック化を求める意見が多かったという。今回のMURAMASAはそれらを反映したモデルとしており、「モバイルでありながら性能を犠牲にしないMURAMASAになった」という。 また、今回のモデルは802.11bのワイヤレスLANを内蔵しているが、「今後はワイヤレスLANへの取り組みを積極的にする」とも語り、「会社や家庭、ホットスポットなどで柔軟に利用できるノートを開発する」という。 会場となったリナックスビルの1階「Linux Cafe Di PRONTO秋葉原店」では、ホットスポットを利用したワイヤレスLANのデモも実施され、3月5日に発表されたばかりのカメラ搭載ザウルス「MI-E25DC」なども展示されていた。
MURAMASA以外にもMebiusシリーズ3機種が新たに追加されたほか、IEEE 802.11b対応無線LANアクセスポイントなども発表された。3月23日より順次発売され、価格はすべてオープンプライス。 ○SXGA+対応15インチ液晶搭載A4ノート「PC-GP1-C7U」
最大1,400×1,050ドット対応の15インチTFT液晶を搭載したA4オールインワンノートで、4月6日より発売される。店頭予想価格は25万円前後の見込み。搭載OSはWindows XP Home Edition。 CPUはモバイルAthlon 4 1.2GHz、メモリ 512MB(最大1,280MB)、HDD 40GB。チップセットはVIA ProSavage KN133、ビデオ機能はチップセット内蔵(Savage4)。光学ドライブは8/8/8/24倍速対応のDVD/CD-RWコンボドライブを内蔵。2モードFDDも搭載する。 インターフェイスは100Base-TX対応Ethernet、Type2 PCカードスロット×2、USB×4、IEEE 1394(4ピン)×1などを備える。 本体サイズは324×277×39~48mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.8kg。Office XP Personalがプリインストールされる。 ○Pentium III 1GHz搭載のA4スリムボディー機「PC-FS1-C3H」
A4スリムタイプのオールインワンノートで、3月23日より発売される。店頭予想価格は19万円前後の見込み。搭載OSはWindows XP Home Edition。 XGA(1,024×768ドット)対応の14.1インチTFT液晶を搭載。CPUはPentium III 1GHz、メモリ 256MB(最大1,024MB)、HDD 30GB。チップセットはVIA ProSavage PN133、ビデオ機能はチップセット内蔵(Savage4)。光学ドライブは8/8/8/24倍速対応のDVD/CD-RWコンボドライブを内蔵。 インターフェイスは100Base-TX対応Ethernet、Type2 PCカードスロット×1、USB×2、IEEE 1394(4ピン)×1などを備える。 本体サイズは313×263×35~37mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.2kg。Office XP Personalがプリインストールされる。 ○CD-RWを内蔵したコンパクトサイズノート「PC-CB1-R5」
CD-RWを内蔵したB5ファイルサイズノートで、3月23日より発売される。半円状にキーが配列された独自の「スマイルカーブキーボード」が特徴。店頭予想価格は14万円前後の見込み。搭載OSはWindows XP Home Edition。 XGA(1,024×768ドット)対応の12.1インチTFT液晶を搭載。CPUはモバイルDuron 850MHz、メモリ 128MB(最大640MB)、HDD 20GB。チップセットはVIA ProSavage KN133、ビデオ機能はチップセット内蔵(Savage4)。光学ドライブは8/8/24倍速対応のCD-RWドライブを内蔵する。 インターフェイスは100Base-TX対応Ethernet、Type2 PCカードスロット×1、USB×2などを備える。 本体サイズは281×246×32~47mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.5kg。 ○無線LANアクセスポイント「CE-WA02」 Mebiusシリーズ用の周辺機器としてIEEE 802.11b準拠の無線アクセスポイント「CE-WA02」と無線LANカード「CE-WC02」も発表された。4月の発売を予定しており、価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格はCE-WA02が25,000円前後、CE-WC02が1万円前後の見込み。
□シャープのホームページ (2002年3月13日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp] | I |
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