日本IBM、ロータスらを7月に統合

3月5日 発表


 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は5日、同社の100%子会社である、ロータス株式会社と、日本チボリシステムズ株式会社の両社を7月1日で統合すると発表した。ロータスおよび日本チボリシステムズは日本IBMに営業権を譲渡し、ソフトウェア事業部の一部門として統合される。

 ロータスの米本社Lotus Developmentは、'82年にミッチー・ケーパー氏によって設立、同年に発表した表計算ソフト「1-2-3」がIBM PC上でベストセラーとなり、最大のアプリケーションソフトメーカーとなった。

 しかし、Windowsの普及とともにMicrosoft Excelがシェアを占めるようになると、1-2-3を核とするデスクトップアプリケーションから、グループウェア「Notes」へと主力商品を移行し、'95年にはIBMに買収されて子会社となった。ここ数年は事実上IBMの一部門としてNotes/Dominoを核とした企業内のコラボレーションシステム販売を主業務としていた。

 ロータスの名は「Lotusソフトウェア」というブランド名として残るが、PCの歴史において大きな位置を占めた会社の名前が、また一つなくなることになる。

□日本IBMのホームページ
http://www.ibm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.ibm.com/news/jp/2002/03/03052.html
□ロータスのホームページ
http://www.lotus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.lotus.co.jp/home.nsf/Content/DN1_X_020305
□日本チボリシステムズのホームページ
http://www.tivolisystems.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.tivolisystems.co.jp/official/news/nr/press/news_20020305.html

(2002年3月5日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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