基調講演を行なう米Microsoftエンベディッド アプライアンス プラットフォームグループのトッド・ウォレン ジェネラルマネージャ

会期：2月19日～20日

　マイクロソフト株式会社は19日と20日の2日間にわたり、組み込みシステムの開発者向けイベント「The Windows Embedded Developers Conference 2002」を開催する。参加には事前登録が必要で、申し込みはすでに締め切られている。

　同イベントにおいて、同社は組み込み機器用OSの新製品「Windows XP Embedded」及び「Windows CE .NET」を発表、さらにパートナー各社により両OSに関連する製品なども出品された。

会場にはWindows Embedded製品を採用したハードウェアが参考出品されていた。左からViewSonicのMira端末、日立のXScale搭載PDA、富士通のハンディPOSターミナル	オムロン松阪が参考出品したCE端末一体型血圧計。患者の生体情報や問診情報をこの端末で管理する。医療従事者患者はネットワーク経由で端末の情報を管理したり、患者にアドバイスしたりする	クラリオンのWindows CE for Automotive 3.5搭載Auto PC「CADIAS」。カーナビのほか、住所録などの個人情報管理ソフト、インターネットアクセス機能などが備わる
コンパックのPocket PC 2002搭載PDA「H3850」。近日発売予定とのこと	コンパックのiPaq用防滴ジャケット。PCカードジャケットなどを装着したiPaqを保護できる。耐衝撃性もある。日本では未発売だが、米国の直販サイトでは99ドルで販売	東芝Genioのオプション。右のノートに手書きすると、左のGenioに記録される
基調講演で示されたMicrosoftのビジョン。Windows Embeddedが組み込まれた様々なデバイスが、Webサービスでつながる	Windows Embeddedがサポートするデバイスと、それらを結びつけるソフトウェアやサービス。Windows CE for AutomotiveやMicrosoft TVなども見える	Windows XP Embeddedが採用されたPOSレジスタ。マルチモニタ機能により店員用と購買者用のモニタが取り付けられている。購買者用モニタには買い物履歴をもとに、関連商品の広告などを表示する
Windows XP Embeddedを採用したView SonicのワイヤレスTV。「Kenza」という独自のインターフェイスを備える	Windows CE .NETとWindows XP Embeddedの概要。CEは最小サイズ200KBという小ささが特徴。XPがIE 6.0、DirectX 8.1をサポートするのに対し、CEではIE 5.5、DirectX 8.0になる、などの違いがある

□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□The Windows Embedded Developers Conference 2002イベント情報
http://www.ms-event.net/wedc/index.htm
□Windows Embeddedのページ
http://www.microsoft.com/japan/windows/embedded/
□関連記事
【2月19日】マイクロソフト、Windows CE .NETおよびWindows XP Embeddedの提供を開始
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【2001年11月29日】米Microsoft、Windows XP Embeddedを出荷開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011129/ms.htm

(2002年2月19日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]