2001年の国内PC出荷台数は対前年比7.8%減の1,284万台
~メーカー別シェアではNECと富士通が同率首位に

2月15日発表



 ガートナー ジャパン株式会社は15日、2001年の日本国内におけるPC出荷台数速報値を発表した。これによると、2001年国内PC出荷台数は1,284万台で、対前年比7.8%減となっている。

 同社ではマイナス成長の原因として、個人市場における新規ユーザー層の拡大が「踊り場を迎え」たこと、企業が景気低迷により後半から設備投資を抑制したこと、個人・企業ともに2001年が買い換えのタイミングでなかったことをあげている。

 形状別ではノートPCのシェアが45.2%から約50%に拡大、台数も前年比約3%増の見込み。特に個人市場においてデスクトップPCからノートPCへ需要が移行しており、デスクトップPCの出荷台数は対前年比約15%減の見込みとしている。

 メーカー別のシェアでは、富士通が21.1%を確保し、NECと同率首位に並んだ。富士通が比較的マイナス度の低い企業ユーザー市場に強いこと、NECがシェア確保よりも収益改善を優先して生産を絞ったことを原因としている。

 また、出荷台数の90%近くが個人市場向けであるソニーについて同社では、「この市場に依存度の高いベンダーとしては例外的にシェアを拡大」しているとして、注目している。

日本パソコン市場出荷台数メーカーシェア(出典:ガートナーデータクエスト)


□ガートナー ジャパンのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.gartner.co.jp/press/pr20020215.html

(2002年2月15日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]

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