「ニフティ売却は未定」、富士通 秋草社長がコメント


 富士通株式会社の秋草直之社長は17日、プレス向けの懇親会の席上で、「ニフティの売却に関しては、まだ決定したわけではない」とコメントした。

 ニフティ株式会社については、昨年末、ソニー株式会社が1,000億円規模でニフティを買収し、ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社(SCN)が運営しているSo-netへの統合が行なわれるとの一部報道があった。また、両社も具体的なことは何も決まっていないとしながらも、協業について話し合いをしていることは認めたため、その行方が注目されている。

 秋草社長によると、「まだ、なにも決まっていない話」と何度も繰り返しながらも、「ニフティは、自ら独立して経営ができる企業体質を持っている。仮に、当社から独立したという場合でも、ニフティは富士通のサーバーやネットワークインフラを利用しており、当社の優良顧客になることは間違いない」とした。

 また、「企業向けに提供しているFENICSと個人向けを中心としたニフティは、インフラの共有という意味でも切っても切れない関係にあり、また、プロバイダ事業という意味でも、ニフティはいいポジションにある。さらに、富士通グループとしてバリューを出すことができる領域も数多くある。今後の成り行きについては、検討しなくてはならないことが、まだまだたくさんある」と話した。

 一部関係者の間では、富士通の業績悪化に伴って、国内最大シェアを誇るニフティの事業を売却することで経営環境の改善を図れる一方、売却後もシステムの運用管理、拡張といったソリューション事業を請け負えるというメリットも出るなど、売却の判断は当然のことと指摘する声もあがっている。

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【2001年12月28日】ソニーと富士通、ニフティ買収報道に関してコメントを発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011228/nifty.htm

(2002年1月18日)

[Reported by 大河原克行]

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