PCV-W101/W

PCV-W101/B

　ソニー株式会社は、液晶/キーボード一体型の省スペース型デスクトップPC「バイオW」を2月2日より発売する。ボディカラーがホワイトの「PCV-W101/W」とブラックの「PCV-W101/B」が用意される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はともに16万円前後の見込み。

　バイオWは、液晶ディスプレイと折りたたみ可能なキーボードを一体化したデザインの新モデル。スピーカーやDVD/CD-RWコンボドライブ、TVの録画/再生機能などを搭載することでAV機能を強化しながら、省スペース性を重視した。液晶部などボディ表面にアクリル板を配した、AV機器のようなデザインになっている。

　「バイオW」の名称は「With」(With you/With your room)というキーワードやWide LCD、2色のカラーバリエーションや、デスクトップPCとノートPC、PCとAV機器といった2面性を表わす「W(ダブル)」など、様々な「W」を実現したモデルとして名付けられた。同社では「家庭内での使用に絞り、1人1台をイメージしたプライベートツールを想定している」という。

液晶の両サイドにステレオスピーカーを内蔵する

　1,280×768ドット対応の15.3インチワイドTFT液晶ディスプレイを搭載し、液晶の両サイドに3W+3Wのステレオスピーカーを内蔵する。CPUはCeleron 1.2GHz、メモリ256MB(VC SDRAM、最大512MB)、HDD 40GB、8/8/8/24倍速対応のDVD/CD-RWコンボドライブを装備する。チップセットはVIA ProSavage PN133T、ビデオ機能はチップセット内蔵(32MB)、オーディオはAC97を備える。

　インターフェイスは、PCカードスロットType2×2、メモリースティックスロット×1、USB×2、IEEE 1394×2(4ピン、6ピン各1)、アンテナ端子、100Base-TX対応Ethernet、V.90モデムなどを装備する。

　OSはWindows XP Home Editionを搭載する。ソフトウェアは、TV番組の録画/再生/管理を行なうAV統合ソフト「Giga Pocket LE」や、ソフトウェアDVDプレーヤー「MediaBar DVDプレーヤー」、キーボードを閉じた際に時計を表示するユーティリティ「Motion Clock」、音楽ファイル管理/再生ソフト「SonicStage for VAIO」などが付属する。

　本体サイズは、キーボード収納時が487×191×278mm、キーボード使用時が487×334×261mm(ともに幅×奥行き×高さ)、重量は約9.5kg。

本記事掲載の写真はすべて開発中のものです。実際の製品とは仕様が異なる場合があります
バイオWのキーボード。取り外すことはできないが、液晶ディスプレイのチルト角を変更することで、位置を調整できる	キーボードを閉じると、はみ出た液晶部分に時計が表示されるほか、SonicStage for VAIOによる音楽再生も可能	コンボドライブは本体の右側面に内蔵する
左側面。メモリースティックスロットなどを備える	右側面。Type2スロット、USB、IEEE 1394、モデム、アンテナ端子、各オーディオ端子などを装備	背面。VAIOのロゴが刻印される

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□VAIOのホームページ
http://www.vaio.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/products_vaio_w.html
□製品情報
http://www.sony.co.jp/sd/products/Consumer/PCOM/PCV-W101/
□関連記事
【2001年12月27日】ソニー、省スペース液晶一体型PC「バイオW」を開発中と発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011227/sony.htm

(2002年1月10日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]