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ぜいたくな1台とはこのこと。ビジネスシーンでも使える20万円切りゲーミングノート
- 提供:
- エムエスアイコンピュータージャパン株式会社
2026年9月10日 06:30
2026年夏現在、筆者がメインで業務などに使用しているのは、2021年に買ったノートPCだ。あれから5年、今でも元気に動いてはいるが、性能面においてはやや不満が出てきている。特にAI処理が重かったり、静止画の編集時などの動作が重くなったりするなど、さすがに限界が近づいているのを感じている。そこで現在は次のメインのノートPCを模索している状況だ。
高性能なノートPCが欲しい……。そこで、一般的なビジネスノートだけでなく、ゲーミングノートにも視野を広げると、かなり多くの候補が目に飛び込んできた。昔はゲーミングノートというと、LEDが派手で仕事には不向きでは、というイメージが強かった。というのも、喫茶店や外出先などに持ち運んで作業する場合などにはちょっと他人の視線が気になってしまうからだ。
そんな中で、候補の1つとして気になったのがMSIのゲーミングノート「Cyborg 15 C13W」(型番: Cyborg-15-C13WEO-1192JP)だ。本製品は、MSIのゲーミングノートの中でも、スタイリッシュな雰囲気のデザインが特徴のモデルとなっている。このデザインなら外でも使いやすい。
それでいてゲーミングノートとしてGPUもちゃんと搭載しているので、ゲームプレイはもちろんのこと、GPUを活用する画像編集アプリ、AI処理などについてもガッツリ使うことができる。
本稿では、実際にCyborg 15 C13Wを試用し、ビジネス用途で使うゲーミングノートの実用性についてチェックしていきたい。
なお、今回の試用機は以下の構成からなるAmazon.co.jp限定モデルとなっている。実売価格は19万9,800円だ。
- CPU: Core i7-13620H
- GPU: GeForce RTX 5050 Laptop GPU
- メモリ: 16GB DDR4 SO-DIMM(8GB×2)
- ストレージ: M.2 NVMe 512GB
シックな佇まいに独自アイコンが映えるデザイン
手元に到着した「Cyborg 15 C13W」をチェックしていて、真っ先に驚いたのはその天板デザインだ。プラチナグレイを基調とした天板には、薄いグレイカラーで幾何学模様が描かれ、その脇には紋章を模したドラゴンのデザインが描かれている。
プラチナグレイの天板は、明るい場所では白味が強くなるので、明るい店舗や屋外のテラス席などでは、シルバーカラーのような光沢感のある色合いに変化する。一方で室内など薄暗い場所では、グレイがより強調され、シックで大人のイメージに変化する、特徴的なカラーリングとなっている。
天板の「Cyborg」アイコンはかなり大きく描かれていることもあり、主張強めなサイズながら、色合いが大人しいこともあってか、ぱっと見でそこまで目立つことはない。とはいえ、おしゃれさを感じさせるデザインで、なかなか印象的である。
テンキー付き日本語キーボードを搭載
キーボードについては、テンキー付き日本語キーボードが搭載されている。テンキー最下部には「Enter」キーが独立して備えられており、テンキーのみで数値入力や計算作業などをする人にも向いているユニークなレイアウトで、感心させられた。また、キーボード最下部のラインには、MicrosoftのAI機能「Copilot」が呼び出せる「Copilot」キーも備える最新の仕様だ。
キーボードを実際に使用してテキストを入力したり、ちょっとした画像編集などの作業を行なってみたが、左手はFキーを中心に、右手はJキーを中心とするホームポジションに指を配置することで、問題なく利用することができた。本製品のキーボードにはテンキーが含まれるため、ホームポジションは、タッチパッドからはやや左にずれる位置となっている。
キータッチは軽めでパチパチと押しやすく、キーピッチは19mm前後とゆとりがあり、キー全体が大きめなので、慣れるとかなりスムーズに扱えるようになる。
キーボードには単色のバックライトが内蔵されており、暗がりなどで光らせることも可能だ。バックライトは白色の単色なので、光らせても悪目立ちしないシンプルな色合いとなっている。
おもしろいのはこのバックライト、オンかオフかだけではなく、弱、中、強の3段階で細かい明るさの調整ができる。そのため、バックライトが目立ってしまうような場所では控えめな明るさにできるなど、細かな気配りが行なえる作りになっているのは、まさにゲーミングノートで培ってきたLEDライティングの技術が生かされている印象だ。
大型のタッチパッドは、指での操作にのみ反応するため、キーボード利用時に手の腹が触れても誤作動などは起こりにくい作りとなっている。
端子類はバランスよく配置されている
端子類は左側面には何もなく、冷却ファンからの排気孔のみを搭載するめずらしいレイアウト。
右側面は専用電源入力端子のほか、映像出力やUSB PD給電が行なえるUSB 3.2 Gen 2 Type-C、3.5mmオーディオコンボジャックを、そして背面にはGigabit Ethernet、USB 3.2 Gen 2 Type-A 2基、HDMI出力を備える。
背面と左側面にそれぞれ端子類を備えるのは、設置場所を気にせず利用できるので、かなりうれしいレイアウトといえる。特に持ち運びせずに、自宅などで利用する場合、有線LANとディスプレイ出力は背面にあった方が設置しやすい場面が多いので、このあたりはかなりビジネス利用を意識した配置といえる。
ほかにも背面には排気孔を備えるのだが、この部分には空気を高速で排出できるリカーブ形状のベントデザインが採用されている。しかも排気孔上部には弧を描くカバーが配されており、上から見ると排気孔が半分隠れるようなデザインとなっているので、通りすがりなどでパッと見た感じ、ゲーミングノートに見えない作りになっているのはおもしろいこだわりポイントだ。
ディスプレイは15.6型のフルHDで144Hz対応
ディスプレイは15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)の非光沢液晶パネルを搭載している。非光沢パネルは、映り込みがほとんどないため、ビジネス用途にも最適だ。オフィス以外の喫茶店や屋外などで使う場合も、映り込みが少ないので、どこでも仕事できるのはうれしいところ。
リフレッシュレートは144Hzと高く、FPSなど激しい動きのゲームプレイなどにもバッチリ対応できるのはもちろん、Webブラウジング時のWebページのスクロールなどでもなめらかに動作するので、ゲーム以外のメリットも大きい。
さらに高解像度で使いたい場合にも、HDMI出力やUSB 3.2 Gen 2 Type-Cの映像出力で外部ディスプレイも利用できる。
なお、本体の厚みは最薄部21mm~22.9mmで、重量は公称約1.98kgとなっており、2kgを切る重量とゲーミングノートとしては薄型のボディを実現しており、ちょっと室内で持ち運んだり、カバンに入れて外出する場合などは、手軽に持ち運びやすい作りとなっている。
GPU搭載でローカルAIもクリエイティブ作業も快適サクサク!
続いて性能面について見ていきたい。「Cyborg 15 C13W」はCPUにIntel Core i7-13620Hを搭載する。CPU自体は第13世代のCore i7だが、ブラウジング、テキスト作業、画像編集、ちょっとしたゲームプレイなどにおいては、不満に感じる場面はほぼないといえる。
メモリ容量は16GBのDDR4なのでこちらも日常の作業なら問題ないレベルだ。なおメモリはオンボードではなくSO-DIMMスロット2基に8GBずつ搭載のデュアルチャネル構成となっており、最大で96GBまでメモリの換装が行なえるのもありがたい要素の1つだ(MSI公認サポート店で増設可能)。
本製品の性能をチェックする上で重要な要素の1つがGPUだ。たとえばAI処理、特にPCにインストールして利用するローカルLLMについては、GPUでの利用が想定されているため、GPUの有無が処理速度に絶大な影響を与える。ほかにもGPUが一部の処理を補完できるデジタル写真のRAW現像作業や、動画編集時のエンコードなど、GPUを搭載することで、処理性能が向上するゲーム以外のアプリはかなり多い。
「Cyborg 15 C13W」にはGPUとして、NVIDIA GeForce RTX 5050 Laptop GPUを内蔵している。エントリークラスのGPUとなるが、画像処理やAI処理といった用途において、CPU内蔵型のGPUと比較するとかなりの高性能が期待できるほか、ゲームにおいてももちろん快適に遊ぶことが可能だ。
今回は本製品をゲーミングノートとしてではなく、あえて筆者のメインノートPC候補のビジネスPCとしてチェックするので、筆者が実際に作業などで利用しそうなアプリについて調べていきたい。
動画処理
まずは動画の編集や書き出しから。今回はフリーで利用できるByteDanceの「CapCut」をインストールして試した。スマートフォンで撮影した2分の動画ファイルにフリーで利用できる3種類のエフェクト「特殊効果-3Dテトリス」「特殊効果-チェック柄メルト」「特殊効果-キューブスピンアウト」を全編に掛けた状態で同じフォーマットで映像を書き出した。比較対象として、CPUにRyzen 7 5700G、GPUはCPU内蔵のRadeon Graphics、メモリは16GB、VRAMは496MBのミニPCで同じ処理を実行した際の処理速度についても同様に計測した。
結果はミニPCでの書き出し時間が約5分6秒だったのに対して、「Cyborg 15 C13W」では、なんと約29秒で処理が完了してしまったのだ!正直なところ、ここまで性能に差が出るとは思っていなかったので、かなり驚いたが、動画編集処理におけるGPUのメリットはかなり絶大だ。
写真編集
続いては、デジタルカメラで撮影したRAW画像を現像してJPEGファイルを出力する処理だ。こちらはDxO Labsの「DxO PureRAW 6」を使用してRAW現像の処理速度をチェックした。特に画像の補正処理などは行なわず、純粋なJPEG画像への変換作業のみを行なってみたが、こちらの結果は、ミニPCでは約25秒、一方の「Cyborg 15 C13W」では約9秒となり、こちらもかなりの速度差が出る結果となった。
ローカルAI
さらに顕著に差が出たのがローカルLLMのAI処理だ。今回は2台のPCにローカルLLMの「Ollama」をインストール。LLMモデルには「gemma4:26b」を使用し、同じ質問を投げかけてから、その回答が出力されるまでの時間をチェックした。
ミニPCの場合、内蔵GPUを搭載しているが、すべての動作をCPUで処理することになるため、質問入力後、少しの待ち時間が発生してから動き出したり、回答表示時も少しずつ、表示が進んでいくスローペース。大体137秒の待ち時間を経てから回答がスタートした。
これがGeForce RTX 5050 Laptop GPU搭載の「Cyborg 15 C13W」なら、GPUを使用することで効率的にAIを動作させることができるため、47秒で回答がスタートした上に、回答の表示も流れるようにスムーズに次々と回答が紡ぎ出され、その差は一目瞭然だ。
このように、AI処理や写真画像のRAW現像、動画の編集作業などにおいては、やはりGPUを搭載した「Cyborg 15 C13W」の性能の高さは圧倒的だった。筆者の利用用途においても、今後さらに利用することが増えるローカルのAI処理や、映像編集、さらに、今後の撮影などで、RAWフォーマットの利用を検討していたこともあり、GPUを搭載する「Cyborg 15 C13W」が見せたRAW現像処理の性能の高さはかなり魅力的に感じられた。
「Apex Legends」や「Fortnite」もサクサク!
ゲームプレイについても簡単に紹介したい。「Cyborg 15 C13W」に内蔵されるGeForce RTX 5050 Laptop GPUはエントリークラスのGPUだが、もちろんゲームもプレイできる。本製品のディスプレイ解像度はフルHDなので、このクラスのGPUであってもゲームによってはかなりの高フレームレートを維持して、快適にプレイできるというメリットがある。今回は、フレームレートの高さが重要視されるFPSゲームとして「Apex Legends」と「Fortnite」についてチェックしてみた。
「Apex Legends」については、垂直同期をオフに設定して、画質設定は中くらいの設定で「訓練所」でのゲームプレイを実行してみたところ、おおむねディスプレイのリフレッシュレート上限となる144fps前後を維持したままでプレイできた。「訓練所」はほかのプレイヤーがいないため、オンラインでの対戦では多少数値が変化する可能性はあるが、これだけ快適に動作していれば、カジュアルなゲームプレイなら問題ない性能が発揮できているといえる。なお、「Apex Legends」は、「DLSS」に対応していないため、画質が低めの設定をチョイスするのがおすすめだ。
同様に「Fortnite」についても試した。こちらはオンラインのバトルロイヤルを何戦かプレイしてみたが、大体120fps前後を維持して、サクサクとプレイできた。画質設定は自動設定を選択したが、デフォルトのままでもNVIDIAのフレーム生成技術「DLSS」が有効になっていた。
GeForce RTX 5050 Laptop GPUは、NVIDIAの最新GPU、RTX 50シリーズなので、「DLSS」についても最新の「DLSS 4.5」が利用できる。「DLSS 4.5」では、新たに6Xマルチフレーム生成に対応し、1枚のネイティブレンダリングフレームから最大5枚の追加フレームを生成できる。「Fortnite」のように対応するゲームであれば、かなり快適に動作するわけだ。
ゲームプレイについては正直なところ、エントリークラスのGPUだったこともあり、過度な期待はしていなかったのだが、「DLSS 4.5」対応などもあって、予想以上に高性能で動作していたのは驚きだ。「Cyborg 15 C13W」なら、カジュアルなゲームプレイでもサクサクと楽しめるというわけだ。
ハードなゲームプレイ時も「Cooler Boost」で抜群の冷却性能を発揮
ほかにもMSI独自の冷却機能として、大型ファンに加えてシェアヒートパイプ3本を搭載し、最適化されたファン制御で効率よく本体を冷却する「Cooler Boost」の冷却性能についてもチェックした。
MSI純正のハードウェア管理ソフト「MSI Center」の設定としてはゲームなどをプレイする際に使用する、性能を最大限に発揮できる「エクストリーム」モードを使用し、GPUを使用するゲーム用ベンチマークを連続動作させて温度を測定してみることにした。
負荷時の表面温度
ベンチマークを起動すると、CPU/GPUの負荷が高いながらも、本体の温度は最も熱い場所でも約50℃前後まで抑えられていた。位置としてはキーボードの裏側あたりが最も熱くなっている。そして、この状態であってもキーボードの操作などを行なう分には熱さはあまり感じず、実際に手で触れてもほんのり暖かいくらいの温度となっていて、「Cooler Boost」の冷却性能の高さが実感できた。
なお、設定をバッテリ駆動重視の「エコサイレント」に変更した状態で、しばらくバッテリ駆動させた時の本体温度は約38℃となっており、用途に応じてスムーズな冷却が行なわれているのが確認できた。
ほかの位置についても、ディスプレイ周りは30℃前後、パームレストは40℃未満といった感じで、いずれの箇所も使用には影響のない温度になっており、余計な熱が周囲に伝染しない構造になっているのが分かる。
負荷時の騒音値
続いて、最小回転時の「Cooler Boost」のファンの音がどのくらい抑えられているのかについてもチェックしてみた。今度は設定を最小限のパワーで動作する「エコサイレント」に変更し、騒音レベルが30.5dBの室内に設置して騒音レベルをチェックした。
「エコサイレント」モードに変更すると、今度はファンが停止したのか、と思うくらいとにかく何も聞こえてこない。実際に測定してみたところ、50cm離れた場所からの測定では、測定値は31.5dBとその騒音レベルはかなり低くなっており、実際に耳を排気孔に当ててようやく聞こえてくるレベルでしか音が発生しておらず、大型ファンによる効果が静音性に現れているのが分かった。
また、「Cyborg 15 C13W」のバッテリ駆動時間が最長ではどのくらいになるのかもチェックした。「MSI Center」のGPU Switch設定から、GPUをGeForce RTX 5050 Laptop GPUから、Core i7の内蔵GPUに変更し、設定は引き続き「エコサイレント」を選択することで、消費電力をギリギリまで抑えた状態にしてから、バッテリでの動作をスタート。計測にはバッテリ駆動時間を計測する定番ソフト「BBench」(海人氏)を使用した。
定期的にWebサイトを開いたり、数字のキーストローク出力などを繰り返しつつ、バッテリで動作させ、バッテリがなくなって自動でシャットダウンが発生するまでにかかった時間はなんと、4時間40分!CPUパワーを最小限に抑えることで、ゲーミングノートながら、かなり長時間のバッテリ駆動が実現できた。これなら、出先で電源が使えないような場面であっても、作業することができそうだ。
仕事に使えるゲーミングノートの有力候補!初心者からビジネスユーザーまで広くおすすめ
以上、MSIのゲーミングノート「Cyborg 15 C13W」について一通りチェックした。一般的なゲーミングノートとは異なり、派手さを削ったスタイリッシュなデザインになったことで、そのまま持ち出して、どこでも開けるビジネスノートのような実用性が感じられるノートPCとして仕上がっているという印象を受けた。
筆者のメインノートPCとして見た場合も、GPU内蔵で手軽にどこでもゲームがプレイでき、さらに喫茶店などでの作業において、周囲を気にせず開いてテキスト入力や画像処理がスムーズに行なえる点においては、非常に魅力的で、候補の1台として頭の片隅に留めておきたいと考えている。
そのほかにも、ビジネスでの利用とゲームプレイ用のPCを1台で両立したい人や、初めてゲーミングPCに触れる初心者の人、さらにはリビングなどで手軽に使えるスタイリッシュなノートPCを求めていた人にとって、「Cyborg 15 C13W」は有力な選択肢の1つとなることは間違いないだろう。













































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