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9千円ちょっとのモデルも!気軽に買える格安Androidタブレット5選

 数千円から数十万円まで、機能やスペックに応じて非常に価格帯の広いAndroidタブレット。今回はその中から、2万円切りで買えるローエンドクラスのおすすめ5製品を紹介する。

 2万円切りの低価格タブレットが備えるスペックは、8~11型ディスプレイ、ローエンドSoC、6GBメモリ、128GBストレージ、Android 15/16などといったところだ。ディスプレイは60Hz駆動/HD解像度が多いのだが、中には90Hz駆動/フルHD解像度のディスプレイを備えるモデルもある。

 また、最近は1万円を切るモデルも増えている。こうした格安のタブレットは、ローエンドクラスの中でも一段低いスペックを備えるものが多く、パフォーマンスは期待できない。といっても、そこは使い方次第である。ブラウジングなどの軽量作業に限るなら、格安モデルを選ぶのもアリだ。

 AmazonをはじめとするECサイトでは、低価格タブレットの値引きが頻繁に行なわれている。セールやクーポンを利用することで、より高いスペックを備えるモデルを、2万円切りで購入できる場合もあるのだ。セール情報の細かなチェックが、低価格タブレット購入の定石というわけだ。

 なお、各製品の販売価格は12月16日時点のものだ。変動している可能性もあるので、この点ご了承いただきたい。

サブ機にいかが?1万円切りで買える格安10.1型
DOOGEE「U10」

実売価格:9,300円前後
主な仕様●ディスプレイ:10.1型液晶(1,280×800ドット)●スペック:Rockchip RK3562、4GBメモリ(+仮想12GB)、128GBストレージ、Android 15●インターフェイス:USB Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、microSDカードスロット、3.5mmジャックなど●カメラ:前面500万画素、背面800万画素●バッテリ容量:5,060mAh●サイズ:245.3×163.3×9.9mm●重量:514g

 DOOGEE「U10」は、1万円切りで買える格安タブレット。全体的に控え目なスペックを備えており、特にRockchip RK3562はローエンド向けとしても非力なSoCであり、ここは割り切りが必要だ。本機の魅力は、何といっても1万円を切る安さ。サブのタブレットとして、また子ども用のタブレットとしてであれば、うってつけのモデルである。ワイヤレス機能としてWi-Fi 6を搭載している点は、特筆できるポイントだ。

90Hz液晶で1万円ちょっとの8.7型。345gと軽量
TECLAST「P50 Mini」

実売価格:1万400円前後
主な仕様●ディスプレイ:8.7型液晶(最大90Hz駆動、1,340×800ドット)●スペック:Unisoc T7200、4GBメモリ(+仮想8GB)、128GBストレージ、Android 15●インターフェイス:USB Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、microSDカードスロット、3.5mmジャックなど●カメラ:前面200万画素、背面500万画素●バッテリ容量:5,000mAh●サイズ:214.6×126.5×8.2mm●重量:345g

 TECLAST「P50 Mini」は、今回紹介する中で最軽量のタブレット。ディスプレイには最大90Hz駆動の8.7型液晶を備えており、滑らかな表示でアプリのスクロールなどを行なえる。ほか、SoCにUnisoc T7200、メモリに4GB、ストレージに128GBを搭載。前面200万画素/背面500万画素のカメラを装備する。また、最大1TBのmicroSDカードを使用可能だ。高速ディスプレイ採用で1万円ちょっとというお買い得感が、本機の魅力である。

Helio G100搭載でも1万円台半ばで買える8.68型
RebotAi「A9」

実売価格:1万4,700円前後
主な仕様●ディスプレイ:8.68型液晶(最大90Hz駆動、1,340×800ドット)●スペック:MediaTek Helio G100、6GBメモリ(+仮想12GB)、128GBストレージ、Android 15●インターフェイス:USB Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、Nano SIMスロット 2基、microSDカードスロットなど●カメラ:前面500万画素、背面1,300万画素●バッテリ容量:5,000mAh●サイズ:211.8×125.8×7.8mm●重量:360g

 RebotAi「A9」は、コンパクトな8.68型液晶のタブレットだ。AnTuTu Benchmarkで40万点超をマークするMediaTek Helio G100を採用し、軽めのゲームならプレイ可能な性能を備えるとする。ディスプレイは最大90Hz駆動の高リフレッシュレートに対応。またタッチペンが付属しており、ペンによる直感的な操作を行なえる。

 バッテリ容量は5,000mAhで、最大20Wの急速充電に対応する。Nano SIMスロットを備えており、別途SIMカードを用意すれば、4G LTE通信が可能。Wi-Fi圏外でもインターネットに接続できる。

8GBメモリ搭載!1,920×1,200ドット液晶の11型
Kingrid「T90」

実売価格:1万7,100円前後
主な仕様●ディスプレイ:11型液晶(1,920×1,200ドット)●スペック:Unisoc T615、8GBメモリ(+仮想16GB)、128GBストレージ、Android 16●インターフェイス:USB Type-C、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、microSDカードスロットなど●カメラ:前面500万画素、背面1,300万画素●バッテリ容量:8,000mAh●サイズ:257.3×168.8×8.3mm●重量:505g

 Kingrid「T90」は、11型液晶を備えるタブレットだ。ディスプレイの解像度は1,920×1,200ドットと、ローエンドクラスとしては高精細。動画配信サービスや写真などを、より美しい映像で楽しめる。また8GBの物理メモリを搭載し、仮想メモリ機能で最大24GBを確保可能。最大2TBまでのmicroSDカードをサポートする。

 キーボードやマウス、タッチペン、スタンド、保護ケースなど、多数のアクセサリ類が付属するのもうれしいポイント。コストパフォーマンスに優れた、お買い得感あるモデルと言えそうだ。

12型で画面広々!90Hz/2,000×1,200ドットの高精細モデル
TECLAST「T60AI」

実売価格:1万8,600円前後
主な仕様●ディスプレイ:12型液晶(最大90Hz駆動、2,000×1,200ドット)●スペック:Allwinner A733、6GBメモリ(+仮想10GB)、128GBストレージ、Android 15●インターフェイス:USB 3.2 Gen 1 Type-C(映像出力に対応)、USB 2.0 Type-C、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、microSDカードスロット、3.5mmジャックなど●カメラ:前面500万画素、背面1,300万画素●バッテリ容量:8,000mAh●サイズ:283×178.2×8mm●重量:620g

 TECLAST「T60AI」は、12型の広々画面を備える大型タブレットだ。ディスプレイは最大90Hz駆動/2,000×1,200ドットとリッチで、動画などのメディアを楽しむのに向く。画面分割機能によるマルチタスク操作も無理なく行なえるだろう。また、ローエンド向けとしては高性能なAllwinner A733を採用するのもポイントである。

 USB Type-Cポートを2基備えており、うち1基は映像出力に対応。画面を外部モニターに出力できる。またワイヤレス機能として、Wi-Fi 6およびBluetooth 5.4を装備。高速で安定したワイヤレス通信が可能だ。