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Global Walkersと京楽産業ホールディングスが電子マンガ・アニメーションにおける着彩事業の共同事業契約を締結

2024年8月26日 10:00

「使えるAI」を提供するAIインテグレーターのGlobal Walkers株式会社(本社：東京都品川区、代表取締役社長：森川和正、以下 Global Walkers)と株式会社京楽産業ホールディングス(本社：愛知県名古屋市、代表取締役社長：榎本善紀、以下京楽産業HD)は、昨今の電子マンガ・アニメーション制作の現場におけるさらなる人材需要の拡大と今後の世界のマンガ・アニメコンテンツ産業の発展に寄与するべく、オフショアを活用した共同事業を開始いたしました。

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本共同事業における体制図

＜共同事業でオフショアの制作スタジオを構築＞
この度、Global Walkersと京楽産業HDは共同で、電子マンガ・アニメーションの着彩作業を中心とする制作専門の制作スタジオをオフショアにて立ち上げました。
電子マンガやアニメーションの制作工程では繊細な作業が求められ、特に1枚1枚の線画に色を塗る「着彩工程 ※1」では、膨大な作業時間が必要とされます。そこで、Global Walkersの持つオフショアでの事業展開のノウハウと、京楽産業HDの電子マンガ・アニメコンテンツの事業ノウハウを融合し、現地拠点で専門人材を採用、電子マンガ・アニメーションの制作における着彩工程専門の制作スタジオを開設いたしました。

当スタジオでは専門人材が多数在籍しており、電子マンガでは1ヶ月当たり6,000コマ以上、アニメーションでは1ヶ月当たり20,000枚以上の生産能力を有しています。
本共同事業では継続的な生産体制の拡大を予定しており、2024年中には電子マンガでは1ヶ月当たり12,000コマ以上、アニメーションでは1ヶ月あたり40,000枚以上の生産ができる体制を構築する予定です。
日本のマンガ・アニメーション産業では世界と比較しても高いクオリティーが求められるため、京楽産業HDが利用権をもつマンガコンテンツ・アニメーションの実素材を用いて、日本人のイラストレーション専門技術者の指導のもと、当スタジオにおいて人材育成を実施しております。日本人の持つ細かなニュアンスや制作過程のルール、専門ツールの効率的な使用方法等を、OJTを通じて教育しています。
両社による高度な専門教育と専門人材の継続的な採用を通じて、着彩工程に留まらず、線画や背景、撮影工程への対応も2024年中の開始を目指しています。

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着彩工程イメージ：レッドピルブルーゲイザー

https://piccoma.com/web/product/155173
※ピッコマにて配信中

※1)着彩工程とは
着彩工程とは、「仕上げ、デジタルペイント」と呼ばれる主にイラストレーターが描いた絵や背景に色をつけていく業務です。着彩指定されている設計図を元に、着彩を付与しデータを作成いたします。

＜事業内容について＞
当制作スタジオでは、電子マンガ・イラスト・アニメーションの3つのコンテンツを柱に、出版物向けとアニメーション向けの2つのサービスリリースを2024年7月1日より開始いたしました。

【出版物向けサービス】
出版物向けサービスでは電子マンガの他、イラスト制作やWebコンテンツ制作等の着彩工程を支援いたします。ご指定の注文内容に基づき、コンテンツの背景やキャラクターを着彩し、彩色データを作成、高品質のデータを納品いたします。

★対応可能アプリケーション：
・CLIP STUDIO PAINT pro/ex
・Adobe Photoshop

★対応可能コンテンツ：
・電子マンガ
・イラスト
・Webコンテンツ等

【アニメーション向けサービス】
アニメーション向けサービスではTV/配信アニメーションや、アニメーションCM、MV/PV等の着彩工程を支援いたします。
ご指定の注文内容に基づき、コンテンツの背景やキャラクターを着彩し、彩色データを作成、高品質のデータを納品いたします。

★対応可能アプリケーション：
・clip studio paint pro/ex
・adobe photo shop
・adobe after effect(予定)

★対応可能コンテンツ：
・TVアニメーション
・配信アニメーション
・アニメーションCM
・MV/PV 等

＜共同事業で目指す世界＞
日本のマンガ・アニメは現在世界を代表する人気コンテンツとなり、日本を誇る産業として成長を続けています。特に制作の現場に着目するとマンガ・アニメ制作がより一層加熱しており、制作現場を支えるより多くの専門人材の需要が高まっています。

一方で発展途上国を代表とするオフショア拠点では、若者を中心として慢性的な雇用問題を抱えており、失業率の上昇が深刻化しています。
そんな中、コロナ禍以降、日本のマンガ・アニメ文化は発展途上国でも人気が高まっており、イラスト制作やマンガ・アニメ制作に携わりたいと考える若者も少なくありません。

Global Walkersと京楽産業HDは、このような日本のマンガ・アニメ産業の需要と発展途上国を支援するSDGsの枠組みを念頭に、これらの課題を解決できるよう事業の拡大と推進を推し進めて行きたいと考えています。

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SDGs

＜Global Walkersの取り組み＞
Global Walkersは、AIインテグレーターとして、機械学習・深層学習(ディープラーニング)・画像処理技術の領域で高度な技術を保有しています。AIを用いた研究・ソリューション開発から、AI学習用データ作成・運用を安全かつ高品質・低コストでの提供、AI技術者のオフショア開発リソースの提供などAIを実ビジネスに普及させるためのサービスを提供しています。
AI学習用データ作成の体制を海外オフショア拠点にて従前から構築しており、オフショア拠点に完全子会社で保有しております。
生成AI開発に関する技術開発も手掛け、電子マンガ・アニメーションへの応用に着目し、研究開発も進めており、AI技術と当共同事業のサービスを組み合わせたさらなる競争力強化を目指し推進してまいります。

＜京楽産業ホールディングスの取り組み＞
京楽産業ホールディングスでは、近年、映像事業にも力を入れており、アニメを中心とした映像作品の企画・プロデュースを行い、自社のみならず、関係各社と共同でプロジェクト開発を行っております。
映像作品への出資、様々な窓口業務の運用、またグループシナジーを活かした、音響制作、編集・出版プロダクションなどの事業も含め、「MAGNET」という映像レーベル名称を冠し、魅力的なコンテンツ開発を目指しております。
MAGNET： https://www.kyoraku.co.jp/magnet

本プロジェクトを通し、さらなる技術発展、人手不足、価格上昇を迎える業界の一助となるべく、オフショア拠点を活用した制作体制の確立、新メディアに対応したフローの提供に努めてまいります。

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