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ポータブル版PS1を自作する猛者現わる。実機マザー内蔵でバッテリ駆動も可能

PS Hanami

 YveltalGriffin氏が、PlayStation(PS1)のマザーボードを使って製作した自作のポータブル版PS1「PS Hanami」を公開した。

 PS1の実機で用いられているマザーボード「PU-18」を半分にカットし、重ねるようにたたんで配線し直すことで、181×91.5×30.25mmのコンパクトな筐体に基板を収めた。PlayStation Vitaよりやや大きい程度のサイズ感となっている。バッテリも内蔵しており、2.5時間のバッテリ駆動も可能。

PlayStation Vitaとの比較
PS1のマザーボードを半分にカットしてたたんで内蔵

 光学ドライブは備えないが、PS1の光学ドライブの動作をエミュレーションし、ディスクレス化する「Xstation ODE」を用いることで、microSDカードからゲームを読み出す仕組み。Raspberry Pi Picoを使ったメモリーカード「PicoMemcard+」も内蔵しており、無制限のゲームセーブを実現した。

 加えてディスプレイは、Shinobi Scalerを使った整数スケーリングにて480p表示ができ、240pモードではスキャンラインも可能。大型ステレオスピーカーやアンプも内蔵している。

 同氏はできあがったPS Hanamiの写真や制作過程のほか、実際にXstationを通じてPS1ゲーム「ビブリボン」をPS Hanami上で動作させる様子なども動画で公開している。

PS Hanami Vib-Ribbon
PS Hanami PicoMemcard+