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Outlook.comに数ステップでGmailから乗り換える機能が追加

12月11日公開

 米Microsoftは11日、WebメールサービスOutlook.comに、Gmailから簡単に乗り換えられる機能を追加した。今後数週間かかけて、全ユーザーが利用できるようになる。

 この機能はOAuthプロトコルを使い、数ステップでGmailのメールをOutlook.comの受信トレイにインポートする。その際、Gmailのラベルは自動的にOutlook.comのフォルダとして分類され、未読/既読状態を含む受信トレイの構造はそのまま保持される。また、利用しているGmailアドレスを送信専用に設定するので、Gmailのアドレスからの送信も引き続き利用できる。なお、この機能は日本のWindowsサービス開発チームが中心となり設計/開発した。

 同社が紹介する調査結果によると、メールの作業を広告に邪魔されない、迷惑メールフィルタがより高度である、簡単で分かりやすいユーザーインターフェイスである、スキャンしたメールの中身を元に広告が出ないなどがユーザーにとって重要な点であり、Outlook.comはそれらの点を特に意識した設定であることから、今利用しているGmailを考え直したいユーザーに好適だと説明している。

 この件とは無関係だが、Googleは先日、Gmailのデータをエクスポートする機能を提供開始している。

(若杉 紀彦)