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Xが「おすすめ」のアルゴリズム公開。GrokベースのAIがスコア付け

 X(旧Twitter)は、おすすめ投稿の表示などに関する内部アルゴリズムを公開した。イーロン・マスク氏が11日に予告していたもので、今後4週間ごとに更新されていく予定。GitHubでソースコードを公開しており、変更内容を把握するための開発者向けドキュメントも用意する。

 公開されたのはおすすめ(For You)の表示に関するアルゴリズム。GrokベースのAIモデルを活用し、ユーザーの行動履歴やフォローリストなどを考慮した上で、おすすめする投稿の候補を抽出し、フィルタリングを行なった後、各投稿をスコアリング。算出したスコアに応じて投稿を選定し、スパムなどを排除した上で、最終的なフィードとして表示する。

 具体的な動作としては、フォロー中のアカウントからの投稿を探すThunderと、マシンラーニングを活用してフォロー外からの投稿を探すPhoenix Retrievalがそれぞれ候補を抽出。数百万から数百まで候補を絞り、トランスフォーマーモデルがエンゲージメントの確率を予測し、候補のスコアリングや順位付けを行なう。

 次いで、候補となった各投稿についてコアデータや投稿者のユーザー名といった追加情報を取得。事前のフィルタリングで重複投稿や古い投稿、ブロックやミュートの対象になっている投稿などを除外し、候補を絞り込む。

 スコアリング段階では、マシンラーニングベースの「Phoenix Scorer」が各投稿のさまざまなエンゲージメント項目を評価。その後「Weighted Scorer」が、いいねやリプライ、共有といったポジティブなアクションにはプラス、ブロックやミュート、報告といったネガティブなアクションにはマイナスの重み付けを行なう。さらに、同じユーザーの投稿ばかりにならないようにするといった、フィード上の多様性を確保するためのスコア調整を加えた後、各投稿のスコアを算出。これに基づいて上位の候補を選出する。

 得られた上位候補から、スパムや削除済み、暴力/残虐表現が含まれる投稿のフィルタリングなどの最終処理を実施し、ユーザーのフィードへと出力する。