CIO、一部既存製品を半固体系バッテリに順次置き換え

半固体系バッテリセルを採用した「SMARTCOBY SLIM II Wireless 2.0 SS5K」

　CIOは、半固体系バッテリセルを用いた製品の投入計画を発表し、対応可能な一部既存製品も順次、半固体系バッテリセルへ置き換えていく予定だと明らかにした。

　半固体系バッテリセルを用いたモバイルバッテリ製品としては、同社初の採用品である「SMARTCOBY SLIM II Wireless 2.0 SS5K」や新製品の「SMARTCOBY SLIM II 5K」がすでに販売されている。これに加えて今後は、「SMARTCOBY Pro SLIM」や「SMARTCOBY TRIO 35W 20000mAh」といった一部既存製品も構造や制御をアップデートし、2026年4月頃より順次半固体系バッテリセル採用品に置き換える予定。

　一方、従来の設計で対応できない製品は後継品の準備を進める。12月1日時点での対応計画は以下の通り。

　同社では、半固体系バッテリセルの採用に際し、クリアランスや放熱といった構造面の独自基準「NovaCore C2」、およびファームウェアによる制御面の要件「NovaSafety S2」を設定。試験条件や結果などを公開するとともに、これらを満たす製品を半固体系バッテリと総称し、今後展開していくと説明している。