三菱UFJなどから他行あてに振込みできない問題が解消。全銀が声明

　一般社団法人 全国銀行資金決済ネットワークは12日、10日から11日にかけて発生した全国銀行データ通信システムの不具合により、他行あての振込ができなかった問題が解消したと発表した。

　今回の障害は「コアタイムシステム」の不具合に起因した。影響を受けたのは三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、山口銀行、北九州銀行、三菱UFJ信託銀行、日本カストディ銀行、もみじ銀行、商工組合中央金庫の11の銀行。

　全銀は10日から11日の夜間に復旧に向けた対応を実施したものの、11日午前11時時点で解消の目処が立たなかった。そのため12日未明の復旧に向けた対応を行なった。12日午前8時30分から他行あての振込取引の稼働状況をモニタリングしているが、午前9時時点では問題がなかったとしている。

　なお、10日および11日に対応できなかった振込取引の対応状況については改めて知らせるとしている。また、システム不具合発生の原因についてはまだ公表していない。