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「Galaxy Watch」の不整脈通知機能がFDA認可。2023年後半に新モデルから実装へ

 Samsung Electronicsは8日(米国時間)、同社のスマートウォッチ「Galaxy Watch」における「Samsung Health Monitor」アプリの不整脈通知(IHRN)機能がFDAの認可を受けたと発表した。これにより、手首から心房細動(AFib)を示唆する心拍リズムを監視できる。

 心血管疾患は依然として主要な死因の1つであり、不整脈の一種であるAFibは、脳卒中、心不全およびそのほかの心血管関連の問題の警告サインであると考えられている。また、心房細動の症例の一部は無症候もしくはサイレントで、人々は自身のリスクに気づかない可能性がある。

 Galaxy Watchに搭載されたBioActiveセンサーは、既存のオンデマンド心電図(ECG)の記録、異常に高い/低い心拍数を検出するHRアラート機能を実現しているが、このIHRNの機能が追加されたことにより、ユーザーは自分の健康を別の側面で監視できるようになるとしている。

 この機能はOne UI 5 Watchの一部として利用可能になり、2023年後半に投入予定のGalaxy Watchデバイスで初めて実装され、その後、過去のデバイス(Galaxy Watch 4シリーズ以降、市場や通信事業者、モデルによって実装の可否が異なる)にも実装する予定としている。