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TEAMGROUP、ベイパーチャンバー採用で85℃の厳しい環境でも動作するM.2 SSD
2022年7月27日 10:13
TEAMGROUPは26日(現地時間)、業界初を謳うベイパーチャンバー冷却機構を採用した工業グレードのM.2 SSD「N74V-M80」を発表した。
液体を内蔵したベイパーチャンバー構造により熱伝導性を高めたという。表面にはアルミニウムフィンを搭載し、放熱性も高めている。これによりサーマルスロットリングによる速度低下を抑制し、高性能を維持できるとしている。台湾において実用新案特許も取得したとしている。
同社の計測によれば、Ta=85℃という環境下において、ヒートシンクを備えていないSSDと比較し、リード/ライト時間が75%も短縮できるとしている。
NANDには3D TLCを採用し、容量は128/256/512GBを用意。インターフェイスはPCI Express 3.0 x4で、リード速度は最大3,445MB/s、ライト速度は最大2,520MB/s。動作時の最大消費電力は4.422W。DRAMバッファも搭載する。
このほか、動作時50G/11ms、非動作時1,500G/0.5msの耐衝撃性、動作時7.69Grms/20~2,000Hz、非動作時4.02Grms/15~2,000Hzの耐振動性、300万時間以上のMTBF、-40℃~85℃の広動作温度範囲、3,000回のP/Eサイクルなどが謳われている。保証は3年間。