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AMD、業界初のマルチダイGPU「Instinct MI200」シリーズ
2021年11月9日 10:08
米AMDは8日(現地時間)、初となるマルチダイGPU「Instinct MI200」シリーズを発表した。
データセンターにおけるコンピューティングやHPC分野におけるAIワークロード向けの製品。第3世代Infinity Fabric技術を採用して2つのGPUダイを結び、それをビデオメモリとともに1つのサブストレート上に集積することで、高いデータスループットと速度を実現。
1つのInfinity Fabricリンクで100GB/sを達成でき、上位モデルでは最大8リンクを備えているため、800GB/sの合計アグリゲートバンド幅を実現。CPUとの接続にもInfinity Fabricが使われ、キャッシュのコヒーレンシを保つことができるとしている。
GPUコアはCDNA2アーキテクチャベースとなっており、メモリには容量128GBのHBM2eを使用。バス幅は8,192bitで、クロックが1.6GHz動作のため、最大3.2TB/sという驚異的なメモリバンド幅を達成した。ECCやRASをサポートする。
SKUとしては、下位の「MI250」と、上位の「MI250X」の2種類を用意。最大演算性能は前者が362.1TFLOS、後者が383TFLOPSとなっている。
| SKU | MI250 | MI250X |
|---|---|---|
| Compute Unit数 | 208 | 220 |
| Stream Processor数 | 13,312 | 14,080 |
| ピークFP64/FP32ベクタ性能 | 45.3TFLOPS | 47.9TFLOPS |
| ピークFP64/FP32マトリックス性能 | 90.5TFLOPS | 95.7TFLOPS |
| ピークFP16/BF16性能 | 362.1TFLOPS | 383TFLOPS |
| ピークINT4/INT8性能 | 362.1TFLOPS | 383TFLOPS |
| Infinity Fabricリンク数 | 最大6 | 最大8 |
| コヒーレンシ対応 | いいえ | はい |
| OS対応 | Linux 64bit | |
| ROCm互換 | はい | はい |
| フォームファクタ | OAM | |
| 放熱機構 | パッシブ&液冷 | |
| 最大電力 | 500W/560W TDP | 500W/560W TDP |
| バス | PCI Express 4.0対応 | |
| 保証 | 3年間 | |










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