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ドスパラ、インテルと共同設計の240Hz液晶/RTX 3070搭載15.6型ゲーミングノート

GALLERIA Uシリーズ

 ドスパラを展開する株式会社サードウェーブは、ゲーミングブランドGALLERIAの新型ゲーミングノートPC「GALLERIA U」シリーズを発売した。GPUにGeForce RTX 3070を搭載する上位モデル「UL7C-R37」と、GeForce RTX 3060を搭載する下位モデル「UL7C-R36」を用意し、価格はそれぞれ22万9,980円、18万9,979円。

 同社が2019年に発売した「GCR2070RGF-QC」および「GCR1660TGF-QC」と同様に、インテルと共同で設計を行なったゲーミングPC。インテルの「NUC X15」をベースに、コアユーザーやスマートフォン/コンソールゲーム機からのステップアップにも好適な製品に仕上げたとする。

UL7C-R37とUL7C-R36の2モデルを展開する
インテルとの共同設計
Core i7-11800HとGeForce RTX 3070/3060を搭載

 両モデルともにCPUはCore i7-11800H、メモリは16GBを搭載。CPUグリスには液体金属を採用し、熱伝導率を高め、薄型でも十分に冷却性能を確保したという。GPUは上位がGeForce RTX 3070、下位がGeForce RTX 3060を内蔵する。

 ディスプレイには、最大リフレッシュレート240Hzに対応する15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶を採用。狭額縁デザインで没入感を高めている。ゲームプレイに直結するだけなく、あとから交換できないパーツでもあることから、240Hz液晶の搭載は開発の早期段階から譲れない要素として検討してきたという。加えて、光学式メカニカルキーボードも備える。

 筐体にはマグネシウム合金を採用し、最薄部21.6mm、重量約1.96kgと高性能ながら軽量かつ薄型ながら堅牢な筐体に仕上げた。ビジネスでも使いやすい落ち着いた外観だが、キーボードにはRGB LEDを内蔵するなど、ゲーミングPCっぽさも兼ね備えたデザインとなっている。

 そのほか、インターフェイス周りでは、Thunderbolt 4やWi-Fi 6に対応。高速なデータ転送や映像出力など拡張性を確保した。

CPUグリスは熱伝導率の高い液体金属のものを採用
240Hz駆動対応のフルHD液晶ディスプレイや光学式メカニカルキーボードも備える
筐体はマグネシウム合金製で軽量かつ堅牢に
ゲーミングPCっぽさは残しつつ、ビジネスでも使いやすい外観デザインに

 主な仕様はUL7C-R37の場合、Core i7-11800H、16GBメモリ、1TB NVMe SSD、GeForce RTX 3070、240Hz対応15.6型フルHD非光沢液晶、Windows 10 Homeなどを搭載。

 UL7C-R36の場合、Core i7-11800H、16GBメモリ、500TB NVMe SSD、GeForce RTX 3060、240Hz対応15.6型フルHD非光沢液晶、Windows 10 Homeなどを搭載。

 インターフェイスは共通で、Thunderbolt 4、USB 3.1×3、2.5Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、HDMI 2.0b、HD Webカメラ(Windows Hello対応)、SDカードスロット、音声入出力などを備える。

 本体サイズは356×234×21.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.96kg。バッテリ駆動時間はUL7C-R37が約8.8時間、UL7C-R36が約9.6時間。230W ACアダプタなどが付属する。

UL7C-R36
右側面
左側面
キーボード
背面および天板
裏面

GALLERIAをスマホやゲーム機のプレイヤーがPCを導入する際の選択肢に

 製品発表会では、株式会社サードウェーブGALLERIA製品企画担当の瀧吉佑介氏からの製品説明に加え、同社執行役員製品・マーケティング統括本部長の佐藤和仁氏から事業戦略や今後の展望についての説明が行なわれた。

株式会社サードウェーブ 執行役員 製品・マーケティング統括本部長の佐藤和仁氏
同社 GALLERIA製品企画担当の瀧吉佑介氏

 国内PC市場では、ノートPCが圧倒的なシェアを保持しており、特にコロナ禍でのテレワークの普及により、過程でも職場でもノートPCは当たり前の存在となった。一方ゲーミングPCを取り扱うGALLERIAブランドだけで見ると、正反対にデスクトップPCのシェアが高いという。

 だが、近年は徐々にノートPCのシェアも拡大しており、ゲームのプレイスタイルやユーザーのニーズが変化しつつあるとしており、実際に2020年のGALLERIAノートPCの売上は2019年比で200%近い成長を達成したという。

 昨今のゲームはクロスプラットフォームで展開するものも増えてきており、PC/スマートフォン/コンソールゲーム機のどれでも遊べるケースが少なくない。こういった状況では、遊び始めたのがPC以外のデバイスであったとしても、将来的にはゲーミングPCの導入につながる可能性があると見ている。

 同社では、スマートフォンやコンソールゲーム機で遊び始めたユーザーが、より高性能なゲーミングPC環境を構築していく際に、多様なニーズに応える製品を提示していく必要があるとして、得意とするデスクトップPCだけでなく、ノートPCにも注力していくとした。

国内PC市場全体のシェアでは圧倒的にノートPCが優勢
一方でゲーミングブランドのGALLERIAで見ると、デスクトップPCのシェアが高い
同社の2020年ゲーミングノートPCは2019年比で200%近い大幅成長を達成
昨今はクロスプラットフォームで遊べるゲームも少なくなく、ほかのデバイスから遊び始めたユーザーも取り込んでいきたいとした

 また、発表会ではインテル株式会社執行役員第一営業本部本部長の井田 昌也氏も登壇。2019年の前製品に続き、今回の製品にも強く期待しているとした上で、同社としても今後eスポーツ/ゲーミング分野に注力し、サードウェーブとともに盛り上げていきたいとした。

サードウェーブ 佐藤氏(左)と、インテル株式会社 執行役員 第一営業本部 本部長 井田 昌也氏(右)