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名古屋OJA BODY STARが8位からいきなり4位に浮上! 大波乱のストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021 第5節 Day1レポート

SFL: Pro-JP 2021 第5節 Day1会場全景

 本日から第5節が行なわれる「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021(以下SFL 2021)」。Day1の1試合目は忍ism Gaming VS 名古屋OJA BODY STAR、2試合目がv6プラス FAV Rohto Z! VS コミュファDetonatioNとなる。実況はアール氏、解説はハメコ。氏だ。

 本日参加の4チームのうち3チームは昨日第4節を終えたばかりの連戦だ。これが戦いにどう影響するのかに注目したい。また、本日の2試合はどちらも上位陣vs下位陣との試合となっており、結果次第では順位の更なる変動が起こる可能性があるので、この点もポイントだ。

 ということで早速第5節 Day1の模様をレポートしていこう。なお、今回も配信内容については、アーカイブが公開されており、後からでも自由に閲覧できる。

SFL: Pro-JP 2021 第5節 Day1
実況はアール氏、解説はハメコ。氏
今回もレポーターは高木由梨奈氏と安藤咲良氏が務める。アール氏から「2人とも現場で笑顔が増えてきた」との声掛けに対して、「緊張がほぐれて笑えるようになってきました。楽しくやらせてもらっています」と笑顔を見せていた

大波乱! 現在8位の名古屋OJA BODY STARがアウェイで3ポイント勝利

 1試合目のホームは忍ism Gamingで、出場メンバーはももち、藤村、ひぐち、大谷。対するアウェイは名古屋OJA BODY STARで、出場メンバーはMOV、どぐら、あきら、オニキ。アウェイの事前オーダーは、先鋒がMOVの春麗、中堅があきらのキャミィ、大将はどぐらのベガ。リザーブはオニキとなった。

 忍ism Gamingの作戦タイムがスタート。リーダーのももちから「予定通り、本命のパターンAで行こう! 練習したことをそれぞれ出しましょう」と上品な声掛けで作戦タイムが終了となった。そしてリーダーももちからの申告は先鋒がももちのあきら。そしてリザーブには藤村の名前があげられた。

 ここで先鋒の試合に向けての意気込みを聞かれるとももちが「今3位ということでかなり勢いがあると思うんですけど、ここが前半戦の1つ節目だと思っているので、チームに弾みをつけるためにも勝ちたいと思います」とコメントした。

ホーム忍ism Gamingの出場メンバーはももち、藤村、ひぐち、大谷
アウェイは名古屋OJA BODY STARの出場メンバーはMOV、どぐら、あきら、オニキ。アウェイ
事前オーダーは先鋒MOVの春麗、中堅あきらのキャミィ、大将はどぐらのベガ
忍ism Gamingのプチ情報。今回はゲーム以外で得意な事をインタビューしてきたとのことで、ももちは記憶力がよく、キャラクターの知識などは誰にも負けないそうだ。しかし記憶力がよすぎて、つらい記憶を1年ほど引きずってしまうこともあるらしい。また、藤村は意志力は誰にも負けない、それに対してひぐちは面倒くさがりの一面があり、大学の課題などを貯めてしまう場合があるとのこと

 準備時間を経て、いよいよMOV春麗とももちあきらの先鋒戦がスタート。MOV春麗はVトリガーII/VスキルI、ももちあきらはVトリガーI/VスキルII。

 1回戦はももちあきらがMOV春麗の動きを読んでの攻めが順調で1ラウンドを先制、2ラウンドをMOV春麗が取ってのファイナルラウンドはももちあきらがお兄ちゃん呼びのVトリガー「漢の背中」を活用した連携で一気に決めて1本を先制した。2回戦はMOV春麗が連携をうまく決めて1ラウンドを先制、2ラウンドもMOV春麗がももちあきらの攻めで体力をかなり削られるも、クリティカルアーツ「鳳翼扇」でとどめを刺して連勝で1本を取り返す。

 最終3回戦もももちあきら優勢で試合が進み、1ラウンドを先制。2ラウンドはMOV春麗が画面端にももちあきらを追い詰めて攻めまくり、ももちあきらの体力ゲージをかなり削るも、ももちあきらが連撃で一気に攻め込んで逆転勝利。ももちあきらが先鋒戦を勝利した。

MOV春麗とももちあきらの先鋒戦。爆発力のあるももちあきらの火力の高さが見せつけられる1戦だった

 忍ism Gamingの中堅戦前の作戦タイムも特に話も少なくそのまま終了。ちょっと内輪の会話が漏れ聞こえたような気がしたのはガチなのかネタなのかは不明だ。中堅のオーダーとしてはひぐちのガイルが申告された。

 これを受けて試合前の意気込みについてひぐちは「中堅ということで、先ほどももちさんに勝ってもらったので、これもまた勝って大将の大谷さんにいいバトンを渡せるように頑張りたいと思います」とした。

 こうして開始したひぐちガイルとあきらキャミィの中堅戦。ひぐちガイルはVトリガーI/VスキルII、あきらキャミィはVトリガーI/VスキルII。

 1回戦はあきらキャミィがスパイラルアローで画面端にひぐちガイルを追い詰める動きがうまく決まってそのまま先制。2ラウンドも勢いが衰えないまま連勝で1本を先制した。続く2回戦はひぐちガイルが地上での格闘戦とソニックブーム、投げをうまく活かしてあきらキャミィをうまく封じて1ラウンド先制。2ラウンドは再び画面端にあきらキャミィが追い詰めて攻め切る形で最後はクリティカルアーツ「クロススティンガーアサルト」で決めて取り返す。ファイナルラウンドはひぐちガイルの落ち着いた攻めが決まって最後はクリティカルアーツ「ソニックハリケーン」でとどめを刺して1本を取り返す。

 最終3回戦は、再び攻勢に出たあきらキャミィの猛攻。そして投げと見せてのキャノンストライクで読み勝って1ラウンド先制。2ラウンドもあきらキャミィの猛攻をひぐちガイルが止めきれず、そのまま2連勝であきらキャミィが中堅戦を勝利した。

ひぐちガイルとあきらキャミィの中堅戦はあきらキャミィの電光石火の攻めがうまく決まった一戦だ
名古屋OJA BODY STARのプチ情報。ゲーム以外の特技などについてメンバーたちに聞いたところ、オニキは布団がなくてもどこでも寝られる。狭い部屋に詰め込まれても、深夜バスでもグッスリ寝られるとのこと。また、どぐらは手を使わなくても耳を動かせるとのことで、これは練習していたらできるようになったそうだ。

 大将戦は、大谷のリュウが登場。「今までリーグでリュウの輝く姿は見せられていなかったので、今回それを見せて、チームに流れを作りたい」とした。ここでリーダーのももちからは「気負わずに、むしろ勝ったらおいしいくらいの気持ちで」と励ます場面も見られた。

 どぐらベガに対するは大谷リュウの大将戦がいよいよスタート。どぐらベガはVトリガーI/VスキルII、大谷リュウはVトリガーI/VスキルI。

 1回戦は大谷リュウの背負い投げが随所で決まってそのまま勝利して1ラウンドを先制。2ラウンドも前半は大谷リュウのペースで試合が進み、どぐらベガの体力が削られていく。ところが後半からどぐらベガの動きが厳しく大谷リュウを追い詰め、最後はゲージ使用のダブルニープレスで1勝。ファイナルラウンドも大谷リュウの動きをうまく見切ったどぐらベガが攻め切って1本を先制。

 2回戦は大谷リュウの攻めがどぐらベガの防御を崩しきれず、逆にどぐらベガの反撃が的確に決まって1ラウンド先制。2ラウンドは流れはどぐらベガだったが、今度は大谷リュウの反撃がうまく決まってギリギリながら大谷リュウが取り返す。ファイナルラウンドも一進一退の攻防が続き、互いの体力がかなり削られるが、最後はやはりどぐらベガのとどめが決まって2本目もどぐらベガが獲得。

 3回戦も序盤は大谷リュウが攻めてどぐらべがの体力を削るが倒しきれず、逆にどぐらベガの攻めが見事に決まって耐えきれなかった大谷リュウが1ラウンド先制。続く2ラウンドもどぐらベガの勢いが止まらない。最後はクリティカルアーツ「アルティメットサイコクラッシャー」が決まって連勝で勝利。

 この3連勝によりアウェイながらも名古屋OJA BODY STARが3ポイントを獲得した。

大谷リュウとどぐらベガの大将戦。全体的に大谷リュウの攻めもかなりどぐらベガにヒットしており、体力ゲージで見ていると五分五分の戦いだったがなかなか最後まで仕留めきれない場面が多く見られた
どぐらベガは前半はダメージを食らうことも多いが、要所をきっちりと防御で固めていて、なかなか決定打を食らわず、逆に反撃の強力な連続攻撃がヒットする事が多かった印象だ
最終的には3連勝でどぐらベガが勝利を飾った

 試合終了後の名古屋OJA BODY STARのインタビューでは、大将戦に勝利したどぐらからは「大谷がすごいベガ戦を練習していて、僕かオニキ相手に出てくるんだろうなと思っていて、まぁ僕も準備していたので、大谷とこういう場で当たれて苦しい戦いでしたが、嬉しかったです」とコメントし、大谷への評価の高さが感じられた。また、戦略を聞かれたリーダーのあきらからは「とりあえずメンバー全員、藤村さんの春麗が怖いよねと話していたので、その藤村さんがこなかった事が僥倖でした。ひぐち君がきて面食らったところはあるんですけど、うまいこと勝ててよかったです」とした。

 次節への意気込みについてあきらは「4節終わって最下位だったんですけど、今回3ポイント取って順位を上げることができたので、次節以降もこの勢いで頑張りたいと思います」とした。

名古屋OJA BODY STARのインタビューの様子

v6プラス FAV Rohto Z!がまさかの連敗で大ピンチ!

 続く2試合目はホームがv6プラス FAV Rohto Z!で、出場メンバーはsako、りゅうせい、ときど、ボンちゃん。、対するアウェイはコミュファDetonatioNで、出場メンバーは板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、立川。アウェイの事前オーダーは、先鋒がナウマンのさくら、中堅が板橋ザンギエフのザンギエフ、大将は竹内ジョンのコーディで、リザーブは立川だ。

 ホームv6プラス FAV Rohto Z!の作戦タイムはメンバー同士で「頑張りましょう」と元気よく声を掛け合う。そんな中、1人凹んでいるヤツがいる、という振りがあり、よく見るとりゅうせいが、がっくりしながら「大丈夫っす。バリバリ元気っす、頑張りましょう」と元気なさげに応える様子が流れつつ、作戦タイムは終了。

 リーダーのsakoからは先鋒がボンちゃんのかりんで、リザーブはりゅうせいと申告した。先鋒戦への意気込みについて聞かれたボンちゃんは最初は無言のまま、顔のみで意気込みをアピール。その後、声を求められていると気付いて再度聞き直すと「ぼく昨日負けちゃったんで、今日で星を取り戻してチームに活気を付けたいと思います」と素直なコメントを返した。

ホームがv6プラス FAV Rohto Z!で、出場メンバーはsako、りゅうせい、ときど、ボンちゃん
アウェイはコミュファDetonatioNで、出場メンバーは板橋ザンギエフ、ナウマン、竹内ジョン、立川
アウェイの事前オーダーは、先鋒がナウマンのさくら、中堅は板橋ザンギエフのザンギエフ、大将は竹内ジョンのコーディ
v6プラス FAV Rohto Z!のプチ情報。ボンちゃんはどんなに多忙でもプライベートの時間を大事にしているそうで、最近は子供との時間も大事にしているとのこと。またときどは最近筋トレにハマっており、解説のハメコ。氏にライバル心を燃やしているそうだ

 先鋒戦はナウマンさくらとボンちゃんかりんの対決。ナウマンさくらはVトリガーI/VスキルII、ボンちゃんかりんはVトリガーI/VスキルI。

 1回戦はボンちゃんかりんとナウマンさくらが交互に攻め合う展開から勢いに乗ったナウマンさくらが1ラウンドを先制、2ラウンドは逆にボンちゃんかりんの勢いが勝ち、1勝を取り返す。ファイナルラウンドは互いの攻め合いからボンちゃんかりんがナウマンさくらを攻め切って最後はカウンターをきっちり決めてフィニッシュ、1本を先制する。

 2回戦はナウマンさくらが画面端までボンちゃんかりんを追い詰めての連撃で1ラウンドを先制。2ラウンドは序盤からボンちゃんかりんが猛攻でナウマンさくらの体力を大幅に削るが、その後、ナウマンさくらがボンちゃんかりんの攻めをしのぎながら少しずつボンちゃんかりんを削っていき、最後は一気にゲージ使用の必殺技のコンボで連勝し、1本を取り返す。

 最終3回戦は1ラウンド、ボンちゃんかりんが優勢のまま試合を運ぶも、ナウマンさくらの反撃で体力ゲージはナウマンさくら有利の状況から、ボンちゃんかりんが連携からクリティカルアーツ「神月流 覇道六式 覇者の型」を見事に決めて先制。2ラウンドはナウマンさくらが体力ゲージ有利のままタイムが過ぎていくが、残り10秒を切ったところから徐々にボンちゃんかりんの攻めが激しくなり、ナウマンさくらの体力もギリギリのところまで削られるもタイムアウト。僅かな体力の差でナウマンさくらが勝ちを拾ってのファイナルラウンドに突入。ここでナウマンさくらの連続攻撃がガッツリ炸裂、クリティカルアーツ「桜の雨」まで繋いでボンちゃんかりんの体力ゲージをほぼ奪い取って、最後は立ち中キックでとどめを刺してナウマンさくらの勝利。

 お互いギリギリの先鋒戦はアウェイのナウマンさくらが制した。

ボンちゃんかりんとナウマンさくらの先鋒戦。ボンちゃんかりんが終始優勢の展開だったが、ギリギリのところでナウマンさくらが勝ちに繋げていった。特に3回戦第2ラウンドはタイムアウトで僅かな体力差が勝敗を分けた

 中堅戦の作戦タイム。メンバーたちが互いに声を掛け合うのみで、作戦会議というよりは挨拶をかわすくらいの感覚で作戦タイムが終了。中堅にはsakoのメナトが登場すると申告。試合前の意気込みについてsakoは「ここはしっかり勝って大将戦に任せたいと思います」とした。

 ここでアウェイの板橋ザンギエフのザンギエフオーダーについて、解説のハメコ。氏は「アビゲイルだとユリアンと戦いづらいため、ここではザンギエフを出しているが、そうすると今度はメナトとの相性がかなり悪い。そのため、メナト戦の対策をしっかりした上でザンギエフを出しているという印象。また1戦負けた場合はそこからアビゲイルにキャラクターを変更する可能性も考えられる」と説明した。

 こうしてsakoメナトと板橋ザンギエフとの中堅戦がスタート。sakoメナトはVトリガーII/VスキルII、板橋ザンギエフがVトリガーI/VスキルI。

 1回戦は先ほどの説明の通り、sakoメナトの執拗な攻撃が板橋ザンギエフを近づけさせず、体力ゲージだけが削られる一方的な展開。そのまま押し切られてsakoメナトが1ラウンド先取。

 続く2ラウンドが凄まじい。sakoメナトの僅かな隙をついて板橋ザンギエフがスクリューパイルドライバーを仕掛けて一気に大ダメージ。その後はsakoメナトのクリティカルアーツ「ウン・ネフェル」などで板橋ザンギエフの体力ゲージは底をつきかける一方的な展開。ところが板橋ザンギエフのVトリガー「サイクロンラリアット」でsakoメナトを削って倒したところでゲージ利用のスクリューパイルドライバーが炸裂! Vシフトで逃げようとするsakoメナトをさらにダブルラリアットで追い打ちをかけてsakoメナトがスタン。そのままシベリアンエクスプレスで1勝を取り返す。

 ファイナルラウンドもゆっくりとsakoメナトを画面端に追い詰める板橋ザンギエフがゲージ利用のスクリューパイルドライバーで一気にsakoメナトの体力を削る。しかも起き上がりに再度スクリューパイルを連発! ここでスタンしたsakoメナトに最後はパンチでとどめを刺して板橋ザンギエフが1本を先制してしまった。

 2回戦はsakoメナトがVトリガー「ジェフティの知恵」発動などで板橋ザンギエフを圧倒して1ラウンドを先制、続く2ラウンドも板橋ザンギエフのクリティカルアーツ「ボリショイ・ロシアン・スープレックス」の発動を先読みしてかわし、水晶玉の攻撃やしゃがみキックなどで板橋ザンギエフを近づけさせずに体力を削り切ってパーフェクトで勝利、1本を取り返す。

 ここで板橋ザンギエフはインターバルを取り、キャラクターをアビゲイルにチェンジして再登場。アビゲイルはVトリガーII/VスキルI。

 最終3回戦は板ザンアビゲイルのゲージ利用の「アビゲイルパンチ」が起点となり、Vトリガー「ハイブリッドチャージ」も発動して一気に攻め切り、最後はsakoメナトのクリティカルアーツを読み切ってかわしてスマッシュで1ラウンドを先制。続く2ラウンドはsakoメナトが距離を取って迎撃し、板ザンアビゲイルを近づけさせずに削っていく。フルゲージの板ザンアビゲイルはハイブリッドチャージやアビゲイルパンチで再度sakoメナトを画面端まで追い詰めるも、Vリバーサルで逃げられてとどめの一撃で2ラウンド目を取る。

 ファイナルラウンドは攻める板ザンアビゲイルがクリティカルアーツ「アビゲイラー」で一気にsakoメナトの体力を削り取る。画面端に追い詰められたsakoメナトはここでジャンプしてめくり攻撃からのジェフティの知恵発動によるビット攻撃で反撃。連携で板ザンアビゲイルの体力も削られるが、最後は板ザンアビゲイルがゲージ使用の連携で一気に攻め込んでsakoメナトを撃破、中堅戦を板ザンアビゲイルが勝ち取った。

 この勝利により、コミュファDetonatioNがアウェイながらも2連勝というまさかの展開となった。

sakoメナトと板橋ザンギエフの中堅戦。板橋ザンギエフが先に1本を取る意外な展開に
キャラクターをアビゲイルにチェンジして挑んだ最終戦も板ザンアビゲイルが制し、中堅戦は板橋ザンギエフの勝利となった
コミュファDetonatioNのプチ情報では立川の特技が「鼻の穴を動かすのが非常に速い」とのことで、立川家はみんな、この高速鼻ピクピクができ、6歳の時に母から伝授されたそうだ。この能力により、にらめっこなら誰にも負けないとしている。また、ナウマンはどんな状況でも真顔でいられるのが特技とのことで、2人のにらめっこ対決の行方が気になるところだ。さらに先日から話題のネモと板橋ザンギエフの因縁話も飛び出した。板橋ザンギエフによると、ネモが先日気持ち悪いツイートをしていたので見ないようにとリポーターの高木氏に警告したようだ

 最後の大将戦、竹内ジョンのコーディに挑むのはときどのユリアンと申告。コメントを求められたときどは「バッチリ、ジョンくんのコーディをマークしてきたので、絶対にぶっ潰します」と過激な宣言が飛び出した。この組み合わせはプレシーズンの決勝戦と同カードで、その時はときどが敗北している状況でのこの発言のため、ときどは竹内ジョンのコーディ対策をかなりキッチリやってきた自信が伺える。

 運命の一戦は竹内ジョンコーディとときどのユリアンの大将戦。竹内ジョンコーディがVトリガーII/VスキルII。ときどユリアンはVトリガーI/VスキルI。

 1回戦は地上での格闘戦をうまく立ち回った竹内ジョンコーディが1ラウンド先制。2ラウンドはときどユリアンの格闘戦での立ち回りからVトリガー「エイジスリフレクター」活用のコンボで竹内ジョンコーディを攻め切って1勝を取り返す。ファイナルラウンドは竹内ジョンコーディがゲージを全て使って押し切り、ときどユリアンに勝利、1本を取った。

 2回戦からはときどユリアンがペースを掴み、先ずは地上での格闘戦を攻め切ってチャリオットタックルで1ラウンド先制。続く2ラウンドもエイジスリフレクターを活かしたコンボなどで連勝し1本を取り返す。3回戦もデンジャラスヘッドバットやスパルタンボムなど、竹内ジョンコーディの反撃を許さぬまま1ラウンドを制する。続く2ラウンドも竹内ジョンコーディの反撃で追い込まれるも、強気のチャリオットタックルで攻め切ってときどユリアンが2連勝。一気に逆転の2本目獲得となる。

 迎えた3回戦、序盤は竹内ジョンコーディ優勢ながらも、ときどユリアンの連続スパルタンボムで少しずつ追い詰められる竹内ジョンコーディ。Vトリガー「ダーティーコーチ」発動で攻めようとするも、発動直後をデンジャラスヘッドバットからのチャリオットタックルで押し返して、逆に画面端に追い詰めて連携からタックルで1ラウンド先制。2ラウンドは序盤から再度ダーティコーチを起点に攻め切ってここを竹内ジョンコーディが取り返す。ファイナルラウンド、ときどユリアンの流れは変わらず、そのままチャリオットタックルでフィニッシュ。一気に逆転で大将戦をときどユリアンが勝利し、連敗を食い止めた。

 大将戦の勝利により、v6プラス FAV Rohto Z!とコミュファDetonatioNは2-2のドローとなった。

竹内ジョンコーディとときどのユリアンの大将戦。前半は竹内ジョンコーディの攻めがうまくハマる
段々と竹内ジョンコーディの攻めが通らなくなり、逆にときどユリアンの反撃がガンガン決まるようになっていく
チャリオットタックルやデンジャラスヘッドバット、投げのスパルタンボムなど巧みな攻めでときどユリアンが竹内ジョンコーディを倒して2ポイントをキープした

 試合終了後のv6プラス FAV Rohto Z!へのインタビューでは、大将戦に見事勝利したときどに今の気持ちを聞いてみたところ「この組み合わせは本当に集中してやっていたので、最後の対処としての踏ん張りどころで勝ちきれたのは今後のチームの流れにも繋がってくると思うのでよかった」とした。

 戦略についてはリーダーのsakoから「自分が板ザンを担当するのは初めから決まっていて、残りのメンバーを誰でいくのかというのを大分前から練習していたのでオーダーはこちらの想定通りだったが、想定より強かったです」とした。また次節の意気込みについて聞かれると「来週はいよいよGood 8 Squadなので、俺のメナトに震えて待っとけや」と見得を切る発言でチームメンバーたちを鼓舞するとともに、上位チーム直接対決に向けての意欲を見せた。

v6プラス FAV Rohto Z!へのインタビューの様子

暫定トップはv6プラス FAV Rohto Z!、名古屋OJA BODY STARは8位から一気に4位に急浮上!

 以上、第5節 Day1の2試合が一通り終了した。暫定順位にはなるが、本日2ポイント獲得したv6プラス FAV Rohto Z!がスコアでトップに立った。また、7位だったコミュファDetonationNは2ポイント獲得で6位に浮上、名古屋OJA BODY STARは3ポイント獲得により、最下位から一気に4位にまで浮上した。今日試合のなかった4チームのスコアで順位がどのように変動するのか、更なる波乱に期待したい。

 次回、第5節 Day2は木曜、10月28日20時からの開始となる。次回カードは1試合目がホームの魚群 VS アウェイのSaishunkan Sol 熊本、2試合目がホームのMildom Beast VS アウェイのGood 8 Squadの2試合となる。

本日の結果
第4節 Day2終了時点での順位
次回、第5節 Day2は木曜、10月28日20時から行なわれる