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EPYC搭載スパコンがTOP500の5位にランクイン。AMD採用が増加

 スーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」の第57回版が28日に公開された。この中でAMD採用システムが増えていることが明らかとなった。

 第57回TOP500のトピックとしては、2021年から稼働を開始した「Perlmutter」が唯一の新規システムとして5位にランクインしたことが挙げられる。PerlmutterはHPEのCray Shastaプラットフォームを採用した米国のスパコンで、64コアの第3世代EPYC 7763と、AmpereベースのA100を搭載。64.6PFLOPSのベンチマークスコアを記録している。

 TOP500のニュースリリースにおいては、今回の特色として「AMDプロセッサの使用が著しく増加している」ことに言及しており、TOP10だけを見ればAMDのEPYCプロセッサ採用システムが3台ランクインしている(IntelのXeonシステムは2台。ただし全体ではXeonを採用したシステムがほとんど)。

 このほか電力効率のランキング「Green500」では、日本のPreferred Networksが運用している深層学習用スパコン「MN-3」が前回の2位から首位に返り咲いている。