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GeForce ExperienceでFPSカウンタが「該当なし」と表示されてしまう問題。ベータ版インストールで解消

GeForce ExperienceのFPSカウンタ機能(右上)にフレームレートが表示されず「該当なし」となってしまう

 NVIDIAは、GeForce ExperienceでFPSカウンタが正常に表示されない症状に関して、公式フォーラムにて現状はベータ版を利用することで、回避可能との説明を行なった。

 GeForce Experienceは、GeForce搭載ビデオカードを利用するユーザー向けに用意しているユーティリティで、標準の設定ではAlt+Zで呼び出すことができ、ゲームの録画や配信、エフェクトの適用、GPUクロックパフォーマンスのなど、さまざまな機能を利用できる。

 また、FPSカウンタ機能も備えており、ゲーム中のフレームレートをオーバーレイで表示可能。グラフィック設定を変更した際の性能変化の確認など、便利な機能として利用されている。こちらはAlt+Rで表示/非表示が行なえる。

 ただし、このFPSカウンタについては、一部のユーザーで「該当なし」(英語版ではN/A)と出るだけで、フレームレートが正しく表示されないという報告が上がっていた。NVIDIAの公式フォーラムを見る限り、少なくとも2カ月前からこの症状を訴える投稿が行なわれている。

公式フォーラムにてNVIDIAのスタッフがベータ版のGeForce Experienceを利用するように推奨

 少なくないユーザーが改善を要望していることに気付いたのか、NVIDIAのスタッフがそのフォーラムのスレッドに、このバグを解消したベータ版のGeForce Experienceを利用するように推奨する書き込みを行なった。

 6月18日時点でのGeForce Experienceの正式版のバージョンは「3.22.0.32」で、ベータ版はバージョン「3.23.0.74」となっている。筆者の環境でもFPSカウンタが表示されないという症状が出ていたため、このベータ版をインストールしてみたところ、FPSカウンタが正常に動作することを確認できた。

 GeForce Experienceは本来Game Readyドライバと一緒にインストールされるため、個別にインストールする必要はないのだが、同様の症状に悩まされている方は、自己責任でベータ版を試してみると良いかもしれない。