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Appleの大手サプライヤーがランサムウェア被害。MacBookの設計図が流出か

 海外情報サイトのThe Recordは、ランサムウェアグループ「REvil」が、Appleが4月21日に行なったオンラインイベントの直前に、Appleの公式サプライヤーの1社である台湾Quanta Computerに対し、同社から不正入手したMacbookと見られる機密設計図などに対し身代金を要求していたと報じた。

 Quanta Computerは、HPやDell、Lenovoなどを顧客にもつ世界最大級のラップトップベンダーで、今回流出した図面にはMacbook ProやAirのほか、Apple WatchやLenovoのThinkPad Z60mも含まれているようだ。

 REvil側は身代金を払うまで毎日公式ブログで新たなデータを公開すると脅迫したが、Quanta Computerは支払いを拒否したという。加えて、REvilはAppleにも5月1日まで身代金を支払うよう要求したが、こちらも動向は不明という。

 REvilはPCメーカー大手のAcerに対し、5,000万ドルを要求する同様の犯行を行なっていた。