欧州当局、新型コロナ治療薬やワクチンの資料がネット上で流出

　欧州医薬品庁(European Medicines Agency:EMA)は1月12日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連した治療薬やワクチンの資料が不正アクセスされ、その資料がネット上で流出したことを確認したと発表した。

　EMAへのサイバー攻撃は2020年9月に行なわれ、そのさいCOVID-19に関連した治療薬やワクチンの情報が不正アクセスを受けた。EMAは現在各法的機関と連携して調査を行なっており、不正アクセスについて法的処置を行なうと述べている。

　なお、EMAおよび薬の規制に関するネットワークについては、サイバー攻撃による影響を受けず、正常どおり業務を行なうとしている。