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PayPal、ビットコインなどの仮想通貨に対応。まずは米国内から

 米PayPalは21日(現地時間)、米国で今後数週間以内に、Bitcoin、Ethereum、Bitcoin Cash、Litecoinといった仮想通貨(暗号資産)をPayPalのデジタルウォレットに取り込むと発表した。これにより、PayPalで暗号資産の売買と所持が行なえるようになる。

 同社は、世界人口の約5分の1を占める10の中央銀行のうちの1行が、今後3年以内に独自のデジタル通貨を発行すると予想しており、世界全体としてもデジタル通貨への移行が避けられないとしている。このデジタル通貨への移行に先んじるかたちで、暗号資産の実用性を大幅に向上させる目的で機能を導入する。

 サービス導入後、2020年12月31日までは暗号資産の売買にかかわる手数料は無料になる。また、現在は米国内だけだが、2021年前半にはモバイル決済サービスのVenmoでも実装するほか、ほかの国でも展開する予定。