ニュース
Google、"誤って写真を消してしまう"DriveとPhotoの自動同期機能を廃止
2019年6月13日 17:03
米Googleは12日(現地時間)、Google DriveとGoogle Photoの自動同期機能についての変更を発表した。
今回の変更は、DriveとPhotoの間で写真や動画を自動的に同期する機能に関するもので、同機能は7月以降廃止される。廃止後は、DriveやPhoto上に追加された写真や動画が、それぞれのサービス上で独立して管理されるようになる。
加えて、Drive上のファイルをPhotoに追加したいユーザー向けの機能として、新たに「Upload from Drive」機能をPhoto上に実装する。これにより、Driveの「共有アイテム」内のファイルを含む写真や動画を手動で選択し、任意にPhotoへ追加できる。ただし、ファイル操作は同期ではなく複製扱いで、ストレージ容量が2ファイル分使用されてしまうため注意が必要。
すでにDriveとPhotoに保存されているファイルについては変更の影響は受けない。Drive上に「Google フォト」フォルダが存在する場合、既存のファイルはそのまま維持されるが、自動同期は行なわれなくなる。なお、現在提供されているユーティリティ「バックアップと同期(Backup and Sync)」については引き続き利用できるという。
両サービス間の自動同期機能は一部ユーザーの混乱を招いており、一方のサービスの写真だけを消去しようとしたのに両方のサービスから消えてしまうといった事故も発生していた。今回の変更によって、こういった意図しないデータ消失を防止できるとしている。